人として大切にしていること

人は完璧に公平では居られない生き物だ。
好き嫌いがある。
自分のことが可愛い。
好きな人のために身を投げることができる。

様々な感情があるから人間を人間たらしめていることが事実だろう。
どれだけの聖人君子であろうと欲の皮が突っ張った人間からしてみたら仇敵に感じるように自分を律して生きていたとしても、他人の障害にならない人生はありえない。
もし誰からも恨まれない人生があるとすれば、その人生は何も成すことがなかった人生であろう。

そんな人生を「生きた」と言えるのかは甚だ疑問である。

正誤を越える何か

人間が生きるということは、間違いをどれだけ犯すかということだ。
なぜなら正しさを突き詰めて生きていたとしても、後世では悪になる可能性は大いにある。
それこそ戦争においては敵を討ち倒すことが正義で、正しい。
反対の立場に立てば自分が仇敵になるにも関わらず同胞を守るという大義のために人を害する。
それが人の性と言えばそれまでなのだが。

何が正しいか間違っているかすらコロコロ変わってしまう。
そんな中自分を貫くことはそれなりの力がいる。
多くの人は挫折する。
それだけの話である。

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