地雷

人にはそれぞれ地雷というものが存在する。
地雷とはもちろん比喩表現であり、本当に地面に埋まっているわけでも、まして掘り起こした人を傷つけるためのものではない。

しかし人の心には触れてはいけない傷がひとつふたつは必ず存在する。

もちろん順風満帆に生きてきた人間にとってその地雷は無いかも知れない。
だが多くの人にとって人生はままならないことの連続だろう。

望まぬことが起きたからとて地雷になるとは限らないものの、人は弱い。
頭で理解をしていても心が追い付かないときも確かに存在する。

地雷は厄介なのだ。

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