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きっと私はこのままプログラミングをやめる―私は私を少し理解したから

(関係者各位) この文章は、体裁を整えるためにやや誇張した表現となっています。適度に割り引いて受け取ってください。 私は私のことを何も知らない。 何が好きなのか。何をすると楽しいのか、何にやりがいを感じるのか、何ができるのか。 何が嫌いなのか。何をしたくないと思うのか、何に罪悪感を感じるのか、何が苦手なのか。 私は何も知らなかった。今だって、全然わかっていない。 だけど、やれることをそれなりにやってみて、未踏でスーパークリエータ認定までもらって、そうしてようやく一つ

    • 私とワルツをー自己中心的な懇願

      鬼束ちひろさんの「私とワルツを」について。 人気ある曲であり、とりわけ特にある種の面倒な人間――メンヘラに好かれがちな曲である。 この曲の歌詞からは、直感的には「あなたに手を差し伸べ、助けたい」という優しさを感じることはできるし、そのような解釈はしばしば目にする。YouTubeの公式動画にも、「慈愛に満ちた歌詞」と書かれている。実際私も十代の頃などはそのように感じた気もする。 しかし、今あらためて歌詞を読むと、優しさを装った自己中心的な懇願のように思う。 この部分は「

      • 【短編小説】嘘をついてもいい日なら

         春の日の、目の奥にちらちらとした刺激を与えてくる夕日に向かって歩いている。大通りから横道に入って歩道のない住宅街の中の道まで来たけど、あたしの家はまだ遠い。  あたしの隣、少し前をカレが歩いている。あたしよりずっと背の低いカレは小学生くらいの背格好の男の子で、あたしの通っていた小学校の制服とは違う真っ黒の姿。ランドセルを背負っていたりはしない。そんな小さなカレだけど、いつも少し前ここの場所であたしを先導して歩いてくれる。だからあたしはカレの顔を一度も見たことがない。もしか

        • Cities skylines II: 開発者モード

          開発者モードの有効化とか便利な使い方とか。 Getting Started使用は自己責任で 開発者モードや Unity の特性を考えると致命的なデータ破損は起こらないと思われるが、当然 QA の範囲外なのでバグが出る可能性はそれなりにある。 -developerMode を起動オプションにつけると有効化(Steam の場合、設定アイコン→プロパティ→一般) debug ui と addobject が使用可能になる 通常のゲーム設定にショートカットが追加される。デフ

        きっと私はこのままプログラミングをやめる―私は私を少し理解したから

          Cities skylines II: 攻略Tips

          Cities Sktlines II の個人的メモです。 リンク集 立体交差・IC wikipedia が参考になる。ドイツ語は図付きで異常に詳しい。 交差の高さについて 道路: 8.75m 鉄道: 8.75m 水路: 40m+α。アップデートで橋脚間隔が狭くなったため、小は跨げるが中は吊り橋っぽい橋を使う櫃夜つあり。そして鉄道系にはそれがない 駐車場を探す挙動 駐車場が満車でも、目的値に設定されると一旦入って出てくる。出たあとに別の駐車場に向かう。 空き

          Cities skylines II: 攻略Tips

          「君たちはどう生きるか」

          この映画を観終わった私は、もやもやとした得体のしれない気持ちにさせられていた。 そのときは、感想を書ける気がしないと思った。 だけど、少し経って、感想を書きたいと思い始めていた。おそらく宮崎駿の人生の集大成としてこの作品を公開したことに対して、私は言語化できない感想を無理やり言語化して、下手で歪んで間違っていて全然違うっていうそんな感想を、書きたいと思った。 これから、感想を書いていく。具体的なネタバレのない抽象的な感想だけど、それでも感想を読むことは先入観に繋がる。

          「君たちはどう生きるか」

          『Based on a True Story』

          自分のことを好きなだけ話す Advent Calendar 2022の22日目の記事です。 この文章は小説の『Based on a true story』と対になるものとして書かれています。小説として書いたものに対して、こちらは演出を減らした文章です。小説の方はシリーズとして今後も書いていくので、是非そちらも読んでください。 本文: シリーズ: ここのところ、ブログなどで自分の気持ちを書くのが苦手になりました。素直にかけないというか、どうしても流れをきれいにまとめよう

          『Based on a True Story』

          未踏に採択されるための戦略

          2021年度未踏事業に「シェルスクリプトへのコンパイルを行う静的型付けスクリプト言語の開発」というテーマで採択されました。 未踏は若手のIT人材の登竜門であり、憧れの対象の一つでもあります。私も未踏に憧れを持っていた一人でもあります。 もちろん、その分採択へのハードルは非常に高いものがあります。ただ、未踏には独特の採択傾向があり、そのための戦略というのが間違いなく存在すると考えています。 未踏に採択されたい人に向けて、記憶の新しい今のうちに、私がとった戦略についてのメモ

          未踏に採択されるための戦略

          創作と黒歴史の話

          作詞少女という本には、主人公が詩を綴ったノートをクラスメートに馬鹿にされ、ゴミ箱に捨ててしまうというエピソードがある。 創作をしたことがあれば、誰もが少しは思い当たるところがあるだろう。 人は、過去の自分が創った作品を恥ずかしいと思ってしまう。それは、作品を通して過去の自分の考え方を思い出したり、技術的に稚拙だったりと、いろいろな理由があってのことだろう。恥ずかしいと思ってしまうことは仕方ないと思う。それは自分が成長した証左でもある。 だが、人は作品を恥ずかしいと思うと

          創作と黒歴史の話

          娯楽的プログラミングを夢見て

          モノローグ「役に立たないプログラミングがしたい」 高専時代、親しい同年代のプログラマたちに、幾度となく口にしたことを覚えている。 インターネットで儲かった人がいる。彼らが開発したツールを使って儲かった人もいる。自動化で過重労働から開放された人もいれば、それで職を失う人がいる。プログラミング技術と、1つのアイデア。それだけで、世界を変えた人がいる。日本を少し変えて大儲けした人なら、たくさんいる。 儲かることは良いことだ。便利になるのも良いことだ。それらにプログラミングが役

          娯楽的プログラミングを夢見て