見出し画像

読書ログ#1 「やりたいこと」も「やるべきこと」も全部できる!続ける思考


全体の感想

習慣化のコツと、筆者が様々な行動を習慣化する中で得た人生のTips的なものが紹介されている本。

習慣化のコツとしては、Atomic Scrumを通じて学んだこととほぼ一致している(どちらかを、どちらかが真似た?と思うくらいw)。習慣化のコツとして行き着く先はみんな同じなのかもしれない。

Tipsとして良いと思ったのは、最初から目的・達成・上達といったところを意識しすぎないというところが強調されていているところ。「とにかく続けていれば、後から気付くこともいろいろあるでしょ」という感じ。これは私の好きな荒木博行さんも同じようなことを言っているのでスッと入ってきた。とにかく「効率」「速さ」「コスパ」みたいなところが強調される中で、「そう身構えず、やること自体を楽しんでみようよ」と言ってもらえているようで、気持ちを緊張状態から解きほぐしてくれるような感覚があった。

本のタイトルに「やりたいこと」も「やるべきこと」も全部できると書いてあるので、「やりたい」か「やるべき」かで捉え方を変えるとか、そういう対比みたいな内容はなかった(気付かず通り過ぎてしまっただけかも?)。
習慣化の対象としては仕事や思考に関するものはあまりなく、仕事以外の行動がほとんどだった。

刺さった内容

やろうと思ったらすぐにやってみること

この本に書いてあることで覚えておいてもいいことは2つだけだ。
「やろうと思ったらすぐにやってみること」
「やると決めたら毎日やること」

一番最後のページに書いてある言葉。
何かを新しくやろうと思い立っても、「明日からやるか」とか「もうちょっと調べてから・・・」と思ってしまう。そして結局やらない。
私の場合、やろうと思ってすぐにできない最大の原因は、「きちんとやりたい」と思ってしまうことだなあと思う。(この本にも、きちんとやろうとせず、小さく続けてみようと書いてある。)

「本を読んだら読後メモを書いて後から見返せるようにしよう」といつも思っているのになかなか行動に移せない自分に、先回りをしてパンチを浴びせてくれたようで非常に良かった。
早速この言葉と簡単な感想だけメモしておいた。こういうのの積み重ねだよな〜と。


例外の日は作らない

例外の日は作らない。気を抜くと、例外の日が増えていく。
ストイックに聞こえるかもしれないが、旅行中だろうが正月だろうが、結果的には例外なくやるほうが圧倒的に楽だ。

これも分かっていながら中々できない。多分これも「きちんとやる」にとらわれているから正月にできないのだろう。
Atomic Scrumの範囲目標を常に意識しなければ。


「やらされている」と何かのせいにすることで心の負担を減らしている

「しなくちゃ」「やらなくちゃ」って思うと、何でもとってもつまらなく感じる。
実際「やらされてる」ことなんて、じつはこの世にほとんどない。 人はたいてい「やる」ことを自分で決めてやっている。 それを何かのせいにしてしまうのは、そう思うことで心の負担を減らしているだけだったりもする。
「やりたくない」けど「やっている」。 本来やりたくないことをやっているんだから、「不機嫌にやってもいい」と自分を許している。
やらされていることだから、「この程度でオーケー」と、いい加減さを自分に許しはじめる。
本来は自分で「やる」と決めたはずなのに、「やらされてる」って考えることでいい加減な自分を容認する。
最終的には、「別にやりたくてやってることじゃない」ってあきらめる言い訳にする。

仕事で、社員の「やらされ感」を減らすにはどうすれば?と考えてたところにこの内容が来たので運命を感じた。
この内容自体が問題を解決してくれるわけではないのだが、上手くいかないことの理由を「やらされているから」にしてしまえば確かに心の負担は減るよね、と。
こういう予期せぬ気付きをもらえるから読書って良い。

次に読む本

なんか仕事法みたいなのばっかりなので他のジャンルも読みたい。

読み直したいとずっと思っているが読み直せていない。

この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?