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3.11 あのような日はもう2度と...


はじめに、被災された方々には心からお見舞い申し上げるとともに、皆様の安全と被災地の1日も早い復興を心よりお祈り申し上げます。



被災にあい、亡くなられた方々
あの日、覚悟なんてしていなかっただろう。
自然はなんの知らせもくれぬまま。
覚悟もできぬまま訪れたあの日。

大切な人へ伝えたかったこと、未来に期待と希望を抱いた夢を叶えられなかったこと。

はかなく散った命。
命の大切さを知るにはあまりにも重すぎる代償だった。


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(被災に遭われた大川小学校。岸から数キロ離れている。ここで100人ほどの尊い命が奪われた。)


*        *        *

東日本大震災があったあの日、私は高校生で、東京に修学旅行中だった。その日東京でも震度6を経験し、私は電車の中で被災したため電車は止まり、3時間ほど電車の中で待機していた。


「何があったんだろう」


電車の窓から街を見上げるとビルの窓ガラスが割れている光景を見た。


それから、レスキュー隊がかけつけ、線路に降ろされた。乗員100人ほどが線路上をただただ唖然として歩き、1番近い駅まで向かった。


駅に着くと、ものすごい人だかりが見え、みんな、駅の中心にあるテレビ画面の放送を見ていた。


「きっと地震で被災した東京のニュースでもやっているのか」

と思い駆け寄ったが、違った。

津波だった。大きな火の塊が波に乗って流れている映像も見える。


唖然とした。


これは本当に日本で起こっていることなのだろうか。みんな無事か。大丈夫か。どうか今私の目や耳から入ってくる情報全てが、悪夢であってほしい。心臓がバクバクし、どうになかってしまいそうな気に襲われたのを今でもはっきりと覚えている。

修学旅行で訪れた見知らぬ土地。私たち自身も難民となり、駅に泊まることになった。回線も混み、一緒に修学旅行に来ている友達や先生とも連絡はつかない。徐々に直面している現実の深刻さがじわじわと分かってくる。

夜22時になり、ようやく学校の先生との連絡が取れた。私の場所を伝え、翌日迎えにいくから待っておくようにとのことだった。沖縄にいる家族や友人からも心配の連絡が殺到していた。


翌日、担当の先生がバスで被災した生徒達を順番に迎え、私も無事拾われて空港へと向かった。不幸中の幸いで生徒は全員無事に沖縄に帰った。


空港に着くと泣いて待つ家族の姿や友人、先生がいて、沖縄でも話題になっていたのだと思った。やっぱりこれは現実だったんだ。悪夢じゃなかったんだ。


家に着き、一息ついたところでようやくしっかりニュースを確認できた。



あれ、、、!!!?



私たちが被災したと思っていたのに、被災地は、


東北だった。



ものすごい津波と火事。この世の終わりかと思うような映像に衝撃を受けた。

被災した方々の想いを聞くと本当に心が痛かった。今生きていることが奇跡なんだと涙が出てきた。


自然の猛威の前には人間はあまりにも無力だと知った。




あれから9年

あの日の記憶が風化し、あたりまえの平和な日々に感謝することを忘れてきている。
人は何度も何度も同じ過ちをおかす。
あの日の教訓を心に留めなくてはいけない。

被災された方は語る。
「この日が近づくと夜も眠れなくなるんだ」
「うちの父ちゃん、今年も見つからなかった。早く帰ってきてほしい」

耐えがたい台詞の数々。

この経験は忘れたくても忘れられないんだ。それに、決して忘れていいものでもない。

彼らが涙しながら必死に、後世に伝えるためにまとめたwebサイトを教えていただいたので、この場を借りて共有したいと思う。

多くの命を、彼らの苦しみを、無駄にすることはできないから。





も被災した時にどのような行動をとれるか。
すぐその場から逃げること、自分の身を守ること、慌てず冷静に判断し考えること。
いざという時に自然に行動できるパターンを身につけておくことが大切。
改めて防災を振り返ることが重要。

あなたの家には防災グッズ、ありますか?標高はわかりますか?もし地震が起こったら、台風が来たら、あなたはどの経路でどこに逃げますか?そこは本当に安全ですか???



いま、私たちにできること。

あの日のことを忘れない。
あなたのことを忘れない。



いま生きてることに感謝し
1日1日をかみしめて全力で生きる。


天災からは逃れられない。しかし、被害を最小限におさえたり、命を守る備えはできる。

それが私たち生きてるものの使命だと思う。


*       *       *


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(3年前の写真。震災から6年後の年月を経て、小高い丘を作り、少しずつ土地をならしていた。以前の面影は全くないと。地元の方の悲しい顔が浮かぶ。)


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(美食に恵まれた自然豊かな地域。その自然は時には恐ろしいということを理解しつつ、その恩恵を今日も受ける。)

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