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祭りは見るより参加するほうが楽しくて、熟練者のアドバイスはすごくためになる。

ちょうど先週から僕が住んでいる地区内で皿踊りの練習がはじまった。

皿踊りがどういう踊りなのかいまいちピンときてないけど、どうやら10月にある皿祭りのときに披露する踊りらしい。


今回初参加の僕は、そばにいた皿踊りマスターである祖母に教えを乞うと、「まずは足の動きを覚えよう」とアドバイスをもらった。

なるほど。足の動きの他にも、手の動きと両手に二枚ずつ持った小皿をカチャカチャ鳴らしているけど、とりあえずそれらは気にしなくていいんだ。


さらに踊りの流れを数分ほどでざっと教えてもらったあと、さっそく他の人たちがいる大きな輪に加わって踊るように勧められた。

祖母曰く、踊りは身体で覚えたほうがいいらしい。


実際に足の動きだけに集中して踊ってみると、自分が参加した30分ほどで足運びは覚えてしまった。祖母すごい。


しかも今回の練習で足運びを覚えたので、次回の練習ではぐるぐる回りながら前方にいる人たちの手の動きと皿を鳴らすタイミングを見ることができる。熟練者による先を見据えた指導すごい。

もしもアドバイスが無かったら、最初から全部覚えようとしてしまい、そもそも輪に参加して踊るまでに時間がかかっただろうし、一度に覚えるべきところが多いため途中で分からなくなり、踊りの最中にすごくあたふたしていただろう。


この踊りに限らずだけど、なにかしらの熟練者は習得するまでの長い道のりの中で、集中して取り組むべきところと関係ないところがわかっている。

だから熟練者によるアドバイスを聞き入れると、結果的に我流で覚えるよりも早く覚えることができるので、ゴールに至るまでの道筋がわからない初心者こそ思い切って身をゆだねてみるのもいいのかもしれない。

サポート費は、本、フィルム代として使わせていだだきます。