見出し画像

カレーコラム02. 間借り ナナマルカリー / 金沢

こちら金沢。
こんにちは、ざっけろーにです。

この記事は、金沢の地域情報誌 Zouss(ザウスの2022年1月号の見開き企画にて出稿させて頂きましたカレーコラム「Spicy's Life」のコーナーを再編集したものです。

2022.01 Zouss


間借り ナナマルカリー

場所は不定、主に1の1ののいちで活動中
instagram : nanamal_curry


好奇心がヒトサラに。ご夫婦で営む間借りカレー

大阪のエッセンスが溶け込んだ個性的カレー

「好奇心」「フットワーク」というのは、とにかく旺盛で軽いほうが良いなぁと思っているし、素敵な長所となりえる。ただ、その好奇心がカレーに向いたとき、たちまち「カレー狂」と呼ばれ、褒めているのか褒めていないのか、スパイシーな称号を手に入れることになる。

間借りカレー店“ナナマルカレー オーナー”のケイスケさんは、その好奇心がカレーに向いてしまったため、スパイスカレーの聖地ともいわれる大阪まで食べ歩きに行ったカレー狂だ。

大阪のスパイスカレーといえば、豊かなトッピングだったり、思いもよらない具材を入れたり、いわゆるカオスとも捉えられるヒトサラが多く、「混ぜて完成」みたいな考え方さえある。

この日、1の1ののいちで提供されたカレーは、チキンとポークキーマのあいがけ。そして、シメジ・ほうれん草・パプリカ・ポテトのサブジに加えてゆでたまごと紫玉ねぎがトッピングされていた。こだわりのルゥを一口ずつ頂いたあとは容赦無く全てを混ぜ、一緒に付いてきたフォークをどのタイミングで使おう?と考えているうちに気づいたらお皿は綺麗になっていた。

ポークキーマにコク深い甘みを感じたのだが、「いしる」が入っているそうで。見た目にも、隠し味にも大阪イズムを感じざるを得ず…。あっちゃぁ…美味しいカレーに出会ってしまったなぁ。


次の出店が待ち遠しい!

金沢間借りカレーのパイオニアか!?

東京や大阪ではよく見られる間借りカレーだけど、北陸ではあまり見かけないなぁ。と思っていた矢先に現れた、ご夫婦で営む間借りカレー店。普段は会社員をされているなか、1の1ののいちを拠点に出店されている。奥様が奥能登出身ということもあり、郷土調味料や海鮮を使うことが多いそう。

本業があって忙しいのに、カレーに時間を費やせるのだから美味しいに決まっている。

僕も間借りカレー屋のひとりとしてそれはある種、出店というよりは研究発表会に近いのだ。


お読み頂きありがとうございました🍛 フォローしてくれたら喜びます🍛 サポートしてくれたらもっと喜びます🍛