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minne(ミンネ)の既製品出品が多すぎる問題

モバイルグッズ制作の雑貨番号202です。

前回のnoteの記事は以下です。

私が原価を抑えた作品を開発しないといけないと考えた理由の1つが、タイトルにあるようにminne(ミンネ)で既製品出品が横行している問題があります。

ざっくり説明すると、minne(ミンネ)はハンドメイド品を売買できるサービス。一部のジャンルをのぞいて既製品は出品できないサービスです。しかし、その実態は…。

たとえば、あるTwitterユーザーの方々のつぶやき。

私は主にスマホケースカテゴリに出品していますが、他のカテゴリも既製品出品は多いようです。

今回はスマホケースに限定して、いくつか例をあげると…。

↓minne。

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↓海外の通販サイト。売価2.44~3.09ドル。

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1ドルは記事執筆時点で約105円ほどでしょうか。海外の仕入れサイトで数百円で購入したスマホケースを販売していると考えられます。

↓minne。

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↓海外の通販。2.5ドル。

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↓minne。

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↓海外の通販。123ペソ。

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記事執筆時点で1ペソは約2円。この商品は10%キャッシュバック対象みたいなので、日本円で200円強でしょうか。

↓minne。

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↓海外の通販。135ペソ。

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↓minne。

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↓海外の通販。195ペソ。

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今回、5つのスマホケースを紹介しました。この5種類のスマホケースは、1人の作家さんが出品している訳ではありません。5つとも販売している作家さんは異なります。(作家と呼べるかは疑問ですが…。)

ちなみに紹介したスマホケースは、すべて販売実績があります。(ブラウザ版のminneにアクセスすると「この作品は〇人以上に売れています。」という表示が出ます。)

もっと特徴的なモチーフのスマホケースでも、既製品出品は横行しています。モザイクをかけてもわかるくらいなので、今回は掲載していません。

日本円で換算すると200~300円のスマホケースを、送料も入れると4000円近くで販売している事例もあります(しかも購入者多数!)。

巧妙なのは、

〇〇という思いを込めて丁寧に作り上げました。
受注制作のため納期がかかります。
手作りのため個体差があります。

というようなストーリーを加味しているショップです。

〇〇というストーリーは本当なのか?
受注制作でなく、海外からの取り寄せで時間がかかるのでは…?
大量生産品なので、個体差はほとんどないのでは…?

…と思うのですが、こういった売り文句が使えるのでハンドメイド売買サイトに出品するんでしょうね。別に海外で仕入れて、それを日本で販売する商行為は否定しませんが、ハンドメイド売買サイト以外の場所(Amazonやメルカリ等)で売って欲しいと個人的には思ってしまいます。

海外のサイトでスマホケースとスマホリングやパーツを仕入れて、その2つを接着して販売している事例もあります。この場合、グレーゾーンだと思うのですが、規約的には黒と断定できないかもしれません。真似はしませんが賢いですね。

また、海外で仕入れたスマホケースはminneの相場よりも安く販売できるので、その場合は購入者もレビュー投稿も多くなる傾向にあります。これも厄介なんですよね。

以下の記事でも少し触れましたが、私の場合、スマホケース制作に使う書体も商用利用できるフォントを購入して使っています。金額にして数万円です。

適正価格を考えると、海外で売られているスマホケースと価格競争は無理です。

レビュー対策だと思いますが、新規の作家さんで送料無料かつ500円以下でスマホケースを販売している例もあります。その販売されているスマホケースも海外で150~200円前後で売られている商品でした。

原価が非常に安いので、こういった戦略も容易に実行可能なのでしょう。ある程度レビューが蓄積されれば価格を上げるでしょう。

あと、minneで売れる商品を見極めることがすごい!と思われる方もいらっしゃるかもしれません。そのカラクリは簡単です。海外の通販サイトで購入実績が高く、レビュー投稿数も評価数も高いスマホケースを買えばOKです。

もちろん在庫を抱える場合は、売れ残るリスクもあるでしょうが、すでに海外で販売実績の高いスマホケースなら売れ残るリスクはかなり低減できるでしょう。

minneで注文が入ってからオーダーすれば、そのリスクすら回避できます。(納期が異様に長いショップは、このパターンと思われます。)

みんな同じようなやり方なので、何か情報商材でも出回っているのでは?と勘ぐってしまいますね。

まぁ、こういった既製品が多い中でも、ハンドメイドで勝負して売れている作家さんもいらっしゃるわけです。私としても、勝負できる作品作りをしていかなくてはいけないなと思います。

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最近、尖ったスマホケース以外も販売している理由でもありますね。

どっちの作風も好きですけどね!

まだ好きなスマホケースが見つかっていない方は以下がおすすめ。

以上、今回の話は終わりです。

雑貨番号202のminneのギャラリーは以下から。

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