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2000年代に、全国の建築系板金屋さんで俄かに流行った銅板で作る折り鶴。

広島での千羽鶴放火事件もあり、燃えない折り鶴として贈られることもあった。


銅・真鍮・アルミ

職人さんたちが、建築で使用する銅板(0.35mm)を使用するのに対して、0.1mmの材料を使って製作していました。
理由は、自分が作れるようになったら、子供たちが作れるように工夫しようと思っていたことです。
そのため、当時は「正統ではない」と言われることもしばしばでした。
ただ、比較したときに美しさは引けを取らないと自負していました。

職種を変えたこともあり、しばらく作るのをやめていました。

2年前に、ものづくりマイスターの認定を受けたことで、また学生たちに体験させる機会を得たことで、作り始めることにしました。

銅板が一番作りやすいのですが、材料代がびっくりするほど高騰していました。
真鍮は、銅と亜鉛の合金であるために材料代がかかります。
アルミは、入手しやすいものの、金属疲労の影響を受けやすいので、すぐに割れてしまいます。
割れにくい仕組みを見つけたので、いろいろと作っています。

1羽・2連・3連・4連・5連


一羽・二連・三連・四連・五連
三巴(秘伝千羽鶴折形より)

SDGsに絡めてくれとのこで、「空き缶」でも作るようになりました。

ビールカラーの金・銀・銅
日々作り続けています。





#創作大賞2024 #オールカテゴリ部門

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