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SAKE DIPLOMA二次試験を受けての感想と今後受ける人へのメッセージ

standfm(スタエフ)でこちらの内容をお話ししてます。

前回の放送が8月の29日でディプロマの1次試験を受けに行く日でした。


それ以降、配信を休んでしまいました🙇‍♀️


おかげでとてもゆっくり出来たのですが、それとともに築いてきた習慣が完全に離れてしまいました。

SAKE DIPLOMA二次試験を受けてきました

10/18にSAKE DIPLOMAの二次試験を目黒雅叙園で受けてきたので、その感想と今後受ける人へのメッセージをまとめておこうと思い、久々に配信することとしました。


この配信をきっかけにラジオ配信のリズムを取り戻していきたいと思います。


SAKE DIPLOMAとは田崎真也さん率いるソムリエ協会が行っている日本酒の資格です。


1次試験は申し込みと同時に配布されるテキストの内容から出題される100問の4択問題に答えて合格ラインに達するかいなかのテストを指定された試験会場のパソコンに向かって行う試験です。


2次試験は、日本酒4種類と焼酎2種類のテイスティング試験並びに、テキストの内容から記述問題3問です。


各地域で、場所が設定されて、会場に集まり、全国で一斉に開始されます。
僕は東京なので、東京会場である目黒雅叙園に行きました。

テイスティングの試験について

○日本酒


日本酒は4種類のそれぞれの外観、香り、味わい、特定名称酒のどれか?について答えていくもの。


さらに、以下の設問がある。
・セルレニン酵母のお酒はどれか?
・アルコール添加のお酒はどれか?
・山廃・生酛のお酒はどれか?
・五百万石を使用したお酒はどれか?2つ


に対して、それぞれ自分の席に用意された4種類のテイスティンググラスに入ったお酒を見たり、香りを嗅いだり、口に含んだりして、マークシートに記入していく。


焼酎も合わせると6種類を30分でテイスティングするので、実質一つのお酒に対して、5分ずつしかないことになります。


日本酒の香りについては50種類の項目から8種類の項目を選ぶので、全くのゼロベースで臨むと時間が足りなくなるでしょう。



僕のやり方としては


1. 設問4種類(セルレニン酵母など)がどれに該当するかの目星をつける

2. それぞれの外観→香り→味わいの順でテイスティングして、4つの設問が間違いないか確認する。

3. その他2つ→セルレニン→山廃・生酛の日本酒の順でテイスティングをして、すべての項目にマークしていく。

4. 最後、特定名称酒のどれに該当するかを決めて終了。


今回の4種類はアルコール添加がその他のお酒のうちどちらであるのかを散々迷った。どちらもアルコール添加独特の丸みと刺激があったためである。


試験が終わったその日の夕方にどんなお酒が出たかの発表があったのだが、アルコール添加は散々迷って選ばなかった方であった(涙)。


あとは問題なかったはず。


日本酒についてはここ最近の傾向は
・セルレニン酵母
・山廃・生酛
これらはわかりやすい。

その他2つが
本醸造系と純米系という流れできています。

その枠組でどこにあてはまるかを考えながらテイスティングするのが良いです。普段からもこの分類で一般的に流通している(買いやすい銘柄)で試していくことをおすすめします。

○焼酎


焼酎の問題は至ってシンプルで、2種類の焼酎の原料(芋、麦、米、黒糖、泡盛、そばから選択する)を選ぶ。


そして、常圧蒸留か減圧蒸留かを選ぶ。最後にアルコール度数を20、25、30、35から選ぶと言う問題です。


香りを嗅いでみて、少し口に含んでみて、それらを選択していくんですが、原料は今までのテイスティングテストでは問題なくわかっていたのに、今回は全く香りがせず、ただただ、アルコール臭しか感じないという状況に陥ってしまった。


結果としては麦と芋の常圧蒸留で25度という結果であったので、一番良く口にしているものだと思ったのですが、全く読み取れませんでした。


おそらく、選ばれた商品はいいちこや白波などの一般的な大衆のお酒だと思われます。

僕の反省点としてはそれらの焼酎を全く試しておらず、むぎ焼酎でいうと八丈島の「情け嶋」というとっても麦の香ばしさが爆発しているものしか飲んでおらず。。。

またいも焼酎もフラミンゴという果実系の爽やかな香りが全面に出る焼酎しか飲んでいなかったために、当日、全く香りがしない焼酎と感じてしまったのだと反省をしています。


焼酎については一般的な商品を身体に慣らしておくのが良いというのが僕からのアドバイスです。

○記述問題について


これについては何が出るなどの傾向も特にないので、山を張って頭に叩き込んでおくしか有りません。

今回は

・テイスティングで出た山廃・生酛系の日本酒と合わせる料理を理由を含めて答える

・雄町について

・黒糖焼酎について


という3問を200文字以内で答えるという問題です。計20分なので1設問あたり6分となります。


1次試験にむけて勉強していたことから、ある程度の山を張って(米の種類が出るなら、雄町や五百万石あたりかな?とか、焼酎についてなら壱岐焼酎や黒糖焼酎かな?)臨むしかないですね。

頑張って下さい。

○試験会場での注意事項


・会場に着いたら自分の試験番号がどの部屋なのかを確認する。

・各部屋の席が試験番号ごとに記されているのでそれも確認する。

・時間になり、部屋にはいるとわかるがかなり寒い。お酒が各テーブルに用意されていて、その温度管理のために部屋が寒い。なので、上着はあったほうが良いです。

・テイスティングのお酒がすでにおいてあるので、その外観などをチェックしておくのは良い。(グラスに触れたり、香りを嗅いだりするのはNG)

・筆記用具(鉛筆と消しゴム)を用意して待つ。

・腕時計とスマホはしまうことになります。

・テイスティングが始まったら、日本酒から必ず行うこと。焼酎は香りが強いので。

・日本酒については第一印象(すっきりとか華やかとかまろやかとか)を下敷きに書き出しておく。テイスティングを繰り替えているうちに迷いが生じるけど、第一印象に戻ると落ち着く。


こんなことが僕からの注意事項というかアドバイスです。

感想


正直、テイスティングに出てくるようなお酒はあまり普段飲まないお酒で、どちらかというと特徴が少ない尖っていないお酒ばかりなので、そういう意味では素で臨むと難しいですよね。







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