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抽象的でわかりにくいって本当?

メモ→抽象化→転用


5月に入ってから、カンパイSAKELOVERSのビジネスに転用できないかという意識が強く働いて、メモする習慣化が少しずつ付いてきている石坂です。

これは面白いと思ったものをメモしていっています。それを抽象化して、自分のビジネスカンパイSAKELOVERSに転用できないかを考えています。

ただ、この抽象化が慣れていないとなかなか難しいです。

抽象的はわかりにくいって本当?

そこで細谷功さんの著書「具体⇔抽象」トレーニングを読み始めてみました。

具体⇔抽象を行き来することは自分の頭で考える方法論だと記載されていました。自分の頭で考えて自分の意見を伝えるための方法論です。


冒頭で、「抽象的でわかりにくい」は本当か?というタイトルで話されています。

抽象的はわかりにくい、具体的はわかりやすいみたいなことが一般化しているが本当でしょうか?問うてます。

「あの政治家は抽象的で結局何をしたいのかわからない」みたいな感じで使われる機会が多いが本当なのか?

数学者の吉田耕作さんが「あなたの話は具体的なのでわかりにくい。もっと抽象的に話してください」と伝えたそうです。

今の一般常識と真逆のコメントですよね。


とてもわかりやすい例が書かれていました

Aさん「本は本棚に返して、お皿は食器棚に戻して、椅子と机は倉庫に返して、文房具は総務部に持っていって、冷蔵庫は、、、、」

Bさん「それって要は元の場所に「片付けろ」ってことですよね?」


これ、具体的なAさんはうっとうしく、Bさんは簡潔に誰でもわかるように伝えてくれたと受け取れます。決して、抽象化がわかりにくいとは言えないですよね。。


これを逆に言うと

Bさん「この部屋のものを元の場所に片付けて」

Aさん「抽象的過ぎてわかりません。もっと具体的に言ってもらえませんか?本はどこへ、お皿はどこへなど、、、、、」

いや、もとの場所に戻すで伝わるでしょ?と思いますよね。


抽象化ができる人からすると何でも具体的に話す人は逆にわかりにくいということがよくわかります。

抽象化出来ず、具体化を求める人の特徴


あと、具体的すぎる人の特徴としては、言われたことをそのままやることしか出来ない。ようは自分の頭で考えて、意見を持つということが出来ないということです。

具体⇔抽象の行き来ができる人は自分の考えを持つことができる。

具体のみで生きている人は、お客さんに意見を伺って、聞いたとおりに対応するとか、上司からの指示通りに忠実に行動するとかの特徴です。自分の頭で考えていないとも言えます。


これだけ見ても、抽象化と具体化の違いについてご理解いただけるのではないかなと思います。抽象化はトレーニングだと思うので、ちょいちょいネタにさせていただきます。

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