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英語だけでなくシリコンバレーのトレンドまで学べてしまうポッドキャストおすすめ

前回のエントリーを読んでいただいた方から、英語の音を勉強するのにいいやり方を教えてほしいとの質問があった。英語の勉強法の専門家ではないのでそこは他の方に譲るとして、このエントリーでは私が普段よく聞いているポッドキャストの中から、平易で比較的ゆっくりな英語で語られるもの、さらに内容がおすすめできるものをいくつかピックアップしたい。


ちなみにポッドキャストは日本ではあまり流行っていないようだが、ここシリコンバレーでは地味ながらその存在感を上げてきている。著名なベンチャーキャピタルの多くがポッドキャストで情報発信をしているほか、エンジェル投資家、アントレプレナー、テクノロジーメディアの看板ライターなどによるポッドキャストでしか得られない情報やインタビューも数多くある。最近はポッドキャストにフォーカスしたスタートアップもいくつか見かけるようになってきた。


渋滞がますますひどくなるここシリコンバレーに住んでいる方は、車の中で過ごす時間をこれらポッドキャストを聞くことを習慣にするだけで確実に英語力は上がる。日本にいる方も英語だけでなく、日本のメディアではなかなか得られない最先端のトレンドまでつかめてしまうという一石二鳥の勉強法、ぜひ実践してもらいたい。

それではいくつか紹介しよう。

IoT Podcast — Internet of Things
with Stacey Higginbotham

2015年から2年以上続いているこちらのポッドキャスト、IoT関連のビジネスに興味がある方には一番のおすすめ。ホストのStaceyはテック業界15年のベテランジャーナリストで、数多くのテックメディアに寄稿している。メイントピックはスマートホーム関連。最近世の中を賑わせているアマゾンのEchoやGoogle Homeなどの話題も豊富。IIoT (Industrial IoT)関連もカバーする。共同ホストのKevin Tofelも元テックジャーナリストだが現在はGoogleの契約社員で、二人とも自らさまざまなガジェットを使って試している。主にコンスーマー目線で現在IoT業界で起こっている動きを深い洞察とともに解説してくれる。毎週更新。


WSJ Tech News Briefing
ウォールストリートジャーナルのテックニュース。最新のテック関連ニュースのうち話題のものがほぼ毎日発信される。時間は7分程度と短いので、カジュアルに聞くのにはおすすめ。これを毎日聞くだけで、とりあえずテック業界何が話題になっているのかを知ることができる。ウォールストリートジャーナルは有料だが、実際にその記事を書いた記者にインタビューして解説してもらうという形式が多いので、有料の読者でなくてもつまみ食いできてしまうところがお得。


Masters of Scale with Reid Hoffman
PayPalマフィアの一人、LinkedInの創業者で現在は著名ベンチャーキャピタルGreylockのパートナーでもあるReid Hoffmanが、ゼロから巨大なビジネスを作り出す秘訣をさまざまな成功者たちにインタビューしながら明らかにする。ちょうどシーズン1が終わったところだが、シーズン1に登場する顔ぶれが圧巻。Airbnbの創業者Brian Chesky、FacebookのMark ZuckerbergとSheryl Sandberg、Alphabet会長のEric Schmidt、Netflix創業者のReed Hastingsなど超大物揃いで、話の内容も非常に面白い。これを全エピソード聞けば、シリコンバレーでの成功者たちの考え方の理解が一気に深まること間違いなし。


他にもたくさんおすすめのポッドキャストはあるが、まずはこれらをぜひ聞いてもらいたい。追ってもう少しディープなポッドキャストも紹介していこうと思う。

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