見出し画像

支援会社やフリーランスを活用するメリットは「失敗事例の共有」


他社の失敗事例を学ぶのは難しい

昨今はBtoBマーケティング、中途採用に関する多くの事例がnote・Twitter・ウェビナーで発信されていますが、それらをよく見ると、

  • ある施策を成功に導くための○つのステップ

  • 自社で施策を行って××の成果を出した事例紹介

  • △△の目的のためにあるツールを導入した事例紹介

といった成功事例がほとんどであり、失敗事例は少なめです。こういったノウハウの発信は採用目的や営業目的が多く、失敗事例よりも成功事例をアピールするほうが自社の魅力を伝えやすいからでしょう。

しかし、BtoBマーケティングや採用を行う上で、学びの優先度が高いのは成功事例よりも失敗事例といえます。必ず成功する方法というのは存在しませんが、必ず失敗する方法はいくつも存在するため(知識不足・業務プロセスのミス・情報共有不足など)、失敗事例を学ぶだけで失敗の確率を下げられるからです。

ところが、失敗事例を学ぼうとしても難しい事情があります。自社やクライアントが直接語ると自分たちのネガティブキャンペーンになりかねないため、失敗事例をオープンに語る会社が少ないからです。語ったとしても、

  • 社内でWeb広告のデザインを進めていたところ、CEOの鶴の一声で、彼の好みのデザインに変更させられた

  • マーケティング担当者が社内に情報共有せずに独断で施策を進めていたため、途中で営業部長のお叱りが入り、施策がストップした

  • エンジニア採用を進めようとしていたが、CEOへの不信感からバックオフィスが全員退職し、エンジニア採用どころではなくなった

といった生々しい情報は伏せて、「戦略策定が不十分であった」「社内連携ができていなかった」などと抽象的な分析にとどめているものがほとんどです(なお、上記は私がBtoBマーケティング、中途採用において実際に経験したケースです)。

支援会社やフリーランスから失敗事例を共有してもらう

他社の失敗事例を学ぶための有効な方法として、支援会社やフリーランスの活用があります。彼らは多くのクライアントを支援している分、失敗事例も豊富に経験していますし、契約にあたってNDAなどを締結するので、クローズドな形で生々しい情報を共有してもらえるからです。

最近はBtoBマーケティングや中途採用の中でも特定領域に特化した支援会社やフリーランスが増えたので、自社の課題にあったパートナーを選ぶことで具体的な失敗事例を共有してもらえるでしょう。私はシリーズA前後のBtoBスタートアップのマーケティングを30社以上、シリーズA〜Bの中途採用の母集団形成を15社以上経験しているため、同じ事業ドメイン、フェーズの企業における失敗パターンは数多く把握しています。同じような企業の方はぜひご連絡ください。


私のフリーランスの仕事については下記の記事をご覧ください。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?