【就活】大手町、丸の内、有楽町の囚人
私には、もう居場所が無い。
そう、悟った。
地元に帰れば、小学校の頃の友達とは連絡が取れない。LINEはブロックされていた。
同期の女の子に会って話しても、嘗てのような仲というわけではいかず、迷惑な奴としか見られていなかった。
中学校や高校の時の友達も、殆どは失踪していた。
かつての同級生とも話が合うはずもなく、孤独を感じた。
同じ大学でも、将来の目指す先が違うと孤独を感じるのだ。
話が合わない。こんなに辛いことはこれ以上あるというのか。
そんな筆者の唯一の居場所は、丸の内だ。
いや、正確には丸の内に幽閉されているのだ。
他の場所で勤務しているサラリーマンとは、話が合わない。
教養の差で人生損することもあるのだ。
同じ大学の人もいない、
私は、早慶や旧帝などの体育会出身者が集められた街でしか生きていけない「悲しき人種」なのだ。
大手町、丸の内、有楽町。
いわば、一見華やかな「大丸有」とも呼ばれる街には、そんな悲しき一面もあるのだ。
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