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小さなお菓子屋さんの大きな一歩

今回の主役は、ある小さなお菓子屋さん。これまで昔ながらの方法で運営されていたこの店が、在庫管理アプリを導入するという大きな一歩を踏み出したそのリアルな経過をお話ししたいと思います!


モノが急になくなったりする

このお店では、これまで在庫管理がほとんど行われておらず、それが原因でしばしばあったはずのモノが急になくなる(いや、きっとなくなっていると言うより記憶が違っているだけ…)という事態に陥っていました。
いつ何が必要なのかがわからず、材料の不足や過剰在庫が日常的な悩みだったんですね。オーナーとの初めてのミーティングで、これらの課題について詳しく聞くことができました。

今までの管理は基本的に目視!そして「そろそろかな〜」と言う感覚!
と言う方法で、在庫が何個あるのか?はもちろん棚卸もしたことがありません。

2店舗目を出すんです!

そんなお店がなぜ今、在庫管理をしようと動き出したか?
それは来春に迎えた2店舗目!
複数のお店を管理してビジネスを広げていこうとしているのに在庫管理の一つも仕組み化できていないのはどうなんだ…
材料や資材が過剰にあったり欠品したりすることを防いで発注の適正化ができるように今から整えておかないと…
こんなところからzaicoにたどり着いてくれたのです。

スタッフの抵抗感

そんなきっかけからシンプルに使えそうなこのzaicoを使い始め
私とオーナーさんは使い方のレクチャーや困ったことを解決するためにミーティングをしていました。すると、機能面や運用面の他にオーナーさんの中で避けて通れない壁にぶつかっていることが分かりました。
それは現場で実際に作業するスタッフさんのアプリ導入への抵抗感です。
今まで全くしていなかった事を新たに作業として足していくためどうしてもスタッフさんには最初に負荷がかかります。
これから変えていこう!と思っていたオーナーさんは正直この反応に気持ちが萎えていました。
でもこの現象、正直あるあるなんですよね〜…
そこでオーナーさんにはスタッフの方々が何に困っているのかを聞いてみましょうとご提案したところ現場から上がってきた声は…

"使いたくない”じゃない

現場からは
「間違った操作をしてしまうのではないか」「入力を忘れたらどうしよう」
と言うような「不安」でした。
実はこれ、とても前向きで、「使いたくありません」ではなく「使うことは前提」になっているんです!
つまり「アプリを使うことそのものが嫌」なのではなく「わからない操作をすることへの恐怖心」なのでこれは簡単な操作や日頃の習慣が定着すれば解決がしやすい問題だったのです。
ここまでオーナーさんが歩み寄ってスタッフさんの心境を掴むことができたことにより今度はスタッフさんからも
「こんな使い方ができたらいいです」と言うような、さらによく使うための提案まで出てくるようになったのです!(すごい!)
現場の声を聞くって大事ですね(しみじみ)

今は…

もともとスタートは動きの少ない備品の管理でスタートして慣れてきたら材料や商品の管理に広げていこうと段階を踏んで進めていましたが
いざ始めてみると思った以上にやりたい事や取り入れたいことが出てきて
発注の設定や期限の管理までどんどん始まっています!
これはそもそも何も管理していなかったとタート地点からするとものすごい進化!

変化の受け止め方

今回のように発案する人と実際に使う人が違う場合、現場の抵抗感は出てくるケースが意外とあります。
でも、何に困っているのか?何がネックなのか?をコミュニケーションすることでその足元の石をどけることができ、それによって現場が動き出すと変化のスピード感が倍速になっていく事をこのお菓子屋さんをみていて感じました!今後の2店舗目も含めてその成長から目が離せないお店です!

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