見出し画像

ノルトシュトラント フーズム

久しぶりに太陽が顔を出したので、昼前に出発し車で20分ほど離れたノルトシュトラント(Nordstrand=北海岸)という名の島へ。

スクリーンショット 2020-07-08 17.14.38

デンマークのワッデン海は午後2時過ぎから干潟が出現していたが、少し南下しただけで干潟になる時間が午前帯に。いつも出発が遅い私たち。実はまだドイツではワッデン海の泥の海を歩けていないのだ。

ゆっくりランチを食べていたら、もちろん干潟は消滅していた。明日、再トライすることにしよう。そして今日も相変わらず、泳ぐには肌寒い。気温が20度を切っているためだ。

画像3

海辺にあるZum Strandkorbという名のレストラン。オーナーの女性と少し話をしたが、やはりコロナの影響で訪問者の数は全体的に減っているという。

店内の席も通常より10席も減らす必要があったということで、お客さんに諦めて帰ってもらうことが多い、と残念そうだった。やはり観光地のレストランにとっては大きな打撃だろう。店内に座りたければ事前に予約をした方が確実だ。

画像1

ささやかな応援としてチップを少し多めに渡し、店を後にした。それはそうと、ここのレストランはとても美味しかったので機会があれば是非訪れてみて欲しい。ラズベリーソース添えのジャガイモパンケーキ、ヘーリングのサラダ付きを注文した。

ここまで天候には余り恵まれなかったが、毎日戸外の新鮮な空気と羊や牛たちに囲まれてずいぶんとゆっくりした日々を過ごせたように思う。

画像2

今日も本当にたくさんの羊がそこら中で草をモグモグ食べていた。見慣れすぎてしまい、写真を撮るのを忘れてしまったほどだ。

眠れなければ羊の数を数えればいい、と言ったのは誰が最初かは知らないが、北ドイツのフーズムにしろ南デンマークのホイヤーにしろ、延々と羊の数を数え続けられること間違いなし。

どうりで毎日、眠いはずだ。

画像4

ところで、フーズムの滞在先はこれまたベルリン出身のオーナーの自宅の2階部分を借りる形だ。大きな庭もあり、犬も3匹いるので子供たちはとても嬉しそう。猟犬タイターニアが部屋に入ってきてトトロのぬいぐるみを加えて逃走し、娘は大慌てで取り返しに行っていた。さすが猟犬。パグとブルドックは大人しい。

息子が海で拾った枝を気に入ったのかオーベロンという名のパグがずーっとモグモグと齧っている。今日もなんだかとても平和だ。

犬の名前が「真夏の夜の夢」の登場人物たちというのも粋である。

サポートは今後の取材費や本の制作費などに当てさせて頂きたいと思います。よろしくお願いします!