見出し画像

やってくれましたDHL(ドイツポスト)!

久しぶりにドイツの郵便事情ネタを少し。

①8月4日に小包が同じアパートのL氏宅に預けられたという通知をポストに発見

②その通知を入れた配達人とすれ違ったので、荷物があるかどうか確認すると「それ昨日です。Lさんは今、留守でいませんでした。」と告げられる。

③翌日、L氏のアパートへ小包を取りに行く。←普通はここで無事に受け取って終わり

④L氏:受け取っていたんですが、配達人がまた取りに来たのでもうありません 私:えっ?どういうことですか??
L氏:ぼくにもわかりません、すみません。
私:いえ、あなたに非はないと思うので。ありがとう。

⑤次の日、また同じ配達人にすれ違う。
私:昨日、L氏のところに小包を取りに行ったら、あなたがまたどこかへ持っていった、と言われたんですが。どこにあるかわかりますか?(ドイツ語)
DHL:えーっと、ドイツ語わかりません。英語でお願いできますか?
私:あ、ごめんなさい。(同じことを英語でリピート)
DHL:あれ?どこに持っていったのかな?忘れてしまったようで。紙入ってませんでした?
私:最初の通知以外、何も受け取っていないので困っているんです。荷物番号あるので、追跡できませんか?
DHL:何階にお住まいですか?ちょっとこれ運んだら、後で伺います。
私:(それはいいけど、名前も聞かずに…あーあ、行っちゃったよ。)最初の通知の紙をドアに貼って目印にする。
DHL:ブー(呼び鈴)すみません、(最初の通知を指しながら)これですね?
私:ただ、これ、受取人が差出人になってますね(しかも綴り合ってないし)。
DHL:あ、間違ったみたいです。手書きでよく読めなかったんです。
私:それはわかります(でも、宛先の位置を知らないのかな、この人??)
DHL:ピッ(手持ちの読み取りきで確認)おかしいな、どこにもデータがないです。ドイツ語うまく書けますか?他のところには持っていってないので、アパートの人に聞いてみてください。ほんと荷物多すぎて混乱するんです、たまに。
私:(大丈夫なのか、この人?)はぁ、じゃあそうしてみます。でも、ちょっとよくわかりませんよね、状況が。私たち的に。(フォローのためにfür UNSにしてみた)
DHL:本当にすみません。

いいよ、もう…

一生懸命だし悪い人ではないんだけど、多分この人は配達には向いていないんだと思う。私がやったら力はそれほどないけれど、ここまで混乱する状況は生み出さないはず。そんなことを思いながら、これを書いている。書いていてもカフカみたいでよくわからない。なぜ、ここまでややこしくなるのだろう。

今回の配達人の場合、ドイツ語ができないのが問題ではない気がする。どこか落ち着きがないのだ。なぜ、預けた荷物をまた違う隣人のアパートへ預ける必要があるのか。私にはそれがさっぱりわからなかった。だから、それをそのまま彼にも伝えたのだ。「こういう状況にどうしてなるのか、『私たちには』さっぱりわかりませんよね!?」と。

この荷物、恐らく義母の誕生日のためにハンブルクの義姉が送ってきた小包なんだと思う。だから、相方にはお姉さんにもしかしたら荷物が紛失したかも、と伝えるようお願いしておいた。

まずはドイツ語で「行方不明の小包に心当たりのある方いませんか?」と張り紙を出しておかねば。日本からの荷物じゃなくてよかったけれど、当分オンラインで買い物する気など失せてしまった。届く気がしないからだ。

結局、義姉に連絡すると「何も送っていない」とのことで一件落着。そして、今日もばったり同じ配達員に鉢合わせし、不在者の荷物を預かることになったのは言うまでもない。

サポートは今後の取材費や本の制作費などに当てさせて頂きたいと思います。よろしくお願いします!