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いつまでもベッドの中でゴロゴロしていた

息子が昨日から泊まりに行っているので、朝も久しぶりに起こされることなく寝たいだけ寝た。目覚ましをかけずにいたら、ちゃんと起き上がったのが10時を回っていた。日曜日らしくてとてもいい。ゴロゴロゴロ。

シャッとカーテンを開けても部屋の中がそれほど明るくなるわけでもない。そんな曇り空のベルリン。典型的な11月の天気である。ゆっくりトースト2枚とコーヒーで朝ごはんにし、ほとんどお昼近くになったタイミングで軽くジョギングに出る。

曇り空で少し肌寒くても、公園には家族連れの姿がちらほら見えた。手袋なしでは少し寒いくらいの気温だが、走るには最適。ここのところ、スピードを出さないよう足をかばいながら走る癖がついたので、大体1キロ強が7分くらい。一時期、同じ距離を6分切っていたことを思えばかなりブレーキをかけていることになる。でも慣れてしまえば、逆に以前のスピードで走れなくなるのだから不思議なものだ。

暗くても寒くても外に出ないと、この時期はいつまでも家に閉じこもっていたくなる。それくらい朝と昼と夜の区別がつかない。朝起きても暗いし、ふと気づいて窓から外を見ても、同じように暗いからだ。

あれ、もうこんな時間か。コーヒーでも飲もう。

体内時計も調子が狂ってしまうのか、空腹もそれほど感じない。すべての行為がいつもの半分以下のエネルギー消費で賄えてしまいそうな、緩慢な感じになってしまう。いくらでも家に引き籠れてしまう、危険なシーズンに突入したわけだ。

昨年もこの時期に本格的なロックダウンが始まり、心身のバランスを保つのに相当苦労した記憶がある。

ロックダウン→家庭学習・ホームオフィス同時進行→ストレス倍増・気分転換は困難

今年は一体今後どうなっていくのか。お隣の国、オーストリアでは「ワクチン未接種者」を対象に10日間のロックダウンが明日15日から全土で施行される。7日間指数は815。ドイツが300近いことを考えても、かなり高い数値だ。これまでのパターンではオーストリアが先行で、ドイツがその後を追う、ということになっているのだが今回はオーストリアの現状を鑑みて迅速な対応ができているのだろうか。正直、あまりそういった印象を受けない。

小学校の担任の先生からは、以下のようなメールが届いた。

「このまま、陽性の生徒が増えていけば、また学校全体で何らかの対策を取る必要が出てくる危険性があります。できるだけ長く対面授業が続行できるよう、健康でいられるように願っています。」

風邪で欠席している子供も増えているし、クラスに陽性の子供もすでにひとり出ているらしい。その場合でも昨年とは異なり、すぐに学級閉鎖にはせず、近くに座っていた子供たちだけが自主隔離、という方法が取られている。まだ出席義務は解除されていないので自主的に欠席する、ということは認められていない。

保護者も内心ハラハラしながら毎日、子供たちを学校に送り出している状況なのだ。自宅学習になるのも時間の問題では、と思いながら毎日ホームオフィスの日々。精神的にあまりいいものではない。だから、週末に1日ぐらいゴロゴロと好きなだけ寝てもいいと思うのだ。





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