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ベルリン郊外へ行ったが特に何もなかったという話

ベルリンは明日からイースターの祝日に入る。メルケル首相が最初に提言した通りであれば、聖木曜日(Gründonnerstag)の今日も休日扱いになり、スーパーや小売店なども全て閉まっていたはずだが、提言が翌日に撤回されたので今日は通常営業だ。

イースター休暇も何年住もうが自分の中でいつまで経っても定着しない祝日のうちのひとつだ。2021年のベルリンにおけるイースター祝日は以下の通り。今日1日と3日の土曜日は祝日扱いではないので平常運転になる。慌ててスーパーに行って買い込む必要がそれほどないので助かる。

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最近、めっきり朝が弱くなり目覚ましをかけないでいると起き出すのが10時前くらいになってしまう。今日もそんな感じの遅いスタートになった。

昨日も一昨日も日に当たり過ぎたせいか、今日もなんとなく身体がだるい。今日は家でゆっくり過ごそうかな、と思っていたが、相方が80年代に行ったきり足を運んでいない義母の生家のあった場所に行きたい、と言い出した。

最初は行かないつもりだったが、家にいても仕方がないので付き合うことにした。市内から北へ車で半時間ほど走ったところにある小さな町である。ベルリン・パンコウ地区の境界に位置するZepernickというところだ。

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義母はブランデンブルク州にあたるZepernickで育ったので、東独出身ということになるが壁建設の始まる年に西ベルリンに引っ越し、相方は西ベルリン出身、育ちということになる。両親から東独時代の話はほとんど聞かされていないらしい。

なぜ、このタイミングで自分の母親の育った家のあった場所を訪ねてみたくなったのかはわからないが、何となく気持ちはわかるのでどんなところか見てみることにしたのだ。

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ただ、80年代当時の面影が残っているはずもなく、特に目新しいところのない小さな町の一角にしか見えなかった。相方にとっても当時の目印である原っぱや森が残っているのが唯一の懐かしい風景だったのではないかと思う。

徒歩で30分ほど歩くと、ベルリンのSバーンBuchという駅に出る。駅周辺には公園や平常運転であれば気持ちのいいレストランやカフェなどが入っている文化施設のようなものも見られた。手作りパンとケーキの売っているお店でコーヒーを買って飲みながら車まで戻る。

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ベルリンと一言でいっても本当に広いので知らないところや行ったことのないところはたくさんある。Buch周辺までわざわざ来る機会はもうないかもしれない。

特に下調べしないで、行先の駅だけ決めてその周辺を歩いてみるのもロックダウン中の過ごし方としてはいいかもしれないな、とふと思った。子供たちはついてきてくれそうにもないんだけれど。

Zerpanikを歩いていて面白かったのがベルリン市内では見かけない道路標識があったこと。どうやらこの辺りにはカエルがたくさん住んでいるらしい。

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