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スポーツ観戦

今日も雲ひとつない快晴のベルリン。

これだけいい天気が続くと、いよいよ冬も終わりに近いと思うが、朝方はまだ冷え込む日が多い。

土曜日なので週末恒例、息子のサッカーチームの試合がある。開始時間も11時半と優しい時間帯なので、市内交通を利用して30分以内のサッカーグラウンドに向かう。

接続が良すぎて早く着いてしまったが、同じように早く着いていた子どもが鬼ごっこしないかと声を掛けてきた。小4でサッカー少年が鬼ごっこするのか、とちょっと和む。

動きだけ見ていると、鬼ごっこというよりはトレーニングの一環にしか見えなかった。息子もいつもサッカーチームについては「別に友だちおらんし」と言ってる割には、楽しそうだったので安心した。

今日はいつもなら2チームに分かれて別々の場所で試合をしているのが、1チームの対戦相手のメンバーが揃わず、急遽別のチームのメンバーも何人か合流することになった。ポジションも必然的に違うものに。珍しくフォーワードになったので、水を得た魚のように3点入れた上、アシストも何度も決めていた。

これは助かる。やはり小4くらいだと、サッカーも点を入れられなければなかなかモチベーションにならないからだ。しかも、チーム内でも仲のいいメンバーとスリートップでプレイできたため、コンビネーションもうまく行っていた。

最近、事あるごとにやれ足が痛いだの、疲れただの言ってばかりいたので心配していたが、これで何とか持ち直してくれるかもしれない。そのままスリートップで遊ぶことになったのも良かった。サッカーも学校も友達がいないとかなり厳しい。よほどサッカーそのものが好きだとか、勉強が好きではない限り、楽しく練習したり、授業を受けられないと思うからだ。

見ている方も気持ちのいいくらい、ポンポンとシュートが決まり、結局16−1の圧勝で終わった。

観戦中の1時間は直射日光を存分に浴びる。ブルブルと寒さに震えながら観戦する必要のない、いい季節になったものだ。久しぶりにボスニアの友人ともたくさん話をすることができた。いつも大変そうだけれど、とても明るい人なのだ。「2週間ほぼ休みなしで働いて、今はドイツ語のB2のテスト勉強もあるし、6月か7月には専門分野の試験もあるの。もー、大変で笑っちゃう!ハハハ!」とまぁ、こんな感じ。

まだベルリンに来て1年も経っていないけれど、すでに働きながら語学や専門分野の勉強もしつつ、子育てもして。本当にたくましいし、何より大変でもそれを笑い飛ばせる朗らかな彼女を見ているとこちらまで元気になれるような気がする。後で息子を迎えに行きつつ、お茶してきます!


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