1回休み
3日勤務が続いての中1日休み。早寝早起きの習慣がたった3日で付いたらしく、今朝も無駄に5時、そして7時過ぎに目が覚めてしまった。結局、それ以上寝るのは諦めて8時前に起き、コーヒーを淹れる。
今日から夏休みなので子どもたちも起きてくる気配がない。相方は午後から検査なので仕事を休んでいる。そろそろ起きてくる頃だろう。
早く起きて時間もあるので、気分転換に午前中にさっとジムに行って走ることにした。その方が疲れて早く就寝できるのでは、という狙いもある。明日がまた5時起きだからだ。明日1日行けば週末が待っている。仕事をしていようがしていまいが、いつものようにあっという間に1週間が終わる。
友人からランチやお茶のお誘いがきたが、さすがに週に4日とはいえ定期的に仕事が入っているとなかなかこれまでのようにタイミングが合わなくなってくる。数週間先なら先にブロックできるが翌週とかになってくるとかなり難しい。当たり前なんだけれど、フリーランスのようにはいかない。
3日で職場にはかなり慣れたような気がする。業務内容的にはそれほど難しくない、というのもその理由だ。それよりも人とのコミュニケーションが難しい。距離の取り方、どこまで介入してどこで引けばいいのか。声のトーンや態度。子どもや青年への接し方。高齢者への対応。これまでの仕事環境で出会う人たちとは全く違う世界から来た人たちといってもおかしくないくらい何かが根本的に違う。
実際に現場に入ってみないと見えてこないことは山のようにある。まだ3日だけれど、たったの数日間同じ空間で一緒に過ごすだけでも感じることは多々あった。多国籍軍ともいえる同僚たちの話やセキュリティーの人たちとのやり取り、全てが初めて聞くような話ばかりだからだ。
移民としてドイツをどう見ているのか、移民としてどう難民と対峙しているのか。自分の経験だけでは見えてこない違うドイツ、違うベルリンがあるのだから人生とは不思議なものだと思う。
そしていつも感じるのは「日本で生まれて、自分で選択してベルリンに来ている」という日本人の自分がどれだけ恵まれているのか、という点に尽きる。もちろん日本人にだってそれぞれ日本以外の国で暮らすに当たって大変なことは山ほどある。ただ、もう最初から立っている位置が全く違うのだ。きちんとした義務教育を受け、必要最低限のモラルが形成され、真っ当な大人になっている人がやはり日本は圧倒的に多い。
明日は誰とどんな話をすることになるのだろうか。
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