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細かな選択の連続

また寝不足が祟ったのか、今朝は脇腹が痛くて二度寝せざるをえなかった。それでもギムナジウムへ向かう娘のおにぎり作ったのだから、えらいと自画自賛しておこう。

意識して1時間か2時間早くベッドに入ればいいことなのだろうけど、それがなかなか思うようにいかない。昨日も夜にエンジンがやっとかかったのだ。

そんなわけで、今日はせっかくの午前中をほぼ潰してしまった。仕事の方も色んなことが気になってなかなか集中できない。これには本当に困ってしまう。

ベルリン市のプレス会議も主に学校に関するルールが気になるので、聞いてみたが自分が既に把握していることをなぞってくれたくらいだった。今、政治家として発言するのは並大抵のことではないだろう。質疑応答を見ていると、そんな印象を受けてしまう。何をやったとしても、四方八方から苦情が飛んでくるからだ。そういえば、プレス会議に出席した面子が女性ばかりだった。現市長に教育省と保健省の長に進行係の4名だったかな。

「教育の機会は保証します。対面授業は続行しますが、保護者が出席させるか欠席させるか選択できるよう迅速な決断をしました。」

なるほどね。相当、市政の方に保護者会代表や学校などから圧力が掛かったんだろう。欠席させても、結局それをカバーする余地もないので授業計画表がメールで届くくらい。あとは、それに従って自宅学習ということになるが、まぁ難しい。選択肢を与えられればそれはそれで判断に迷うことになる。今、子供にとってベストな選択とはなんだろう。

娘の通うギムナジウムのクラスはほぼワクチン接種済みのためなのか、それほど今のところは感染者が出ていない。本人に聞いても「学校に行く」と。小学校の方は接種率が低いので、そういうわけにもいかず何度も陽性者が出ている。本人に聞くと「行かない」の一択。問題は休み明けかな。

プレス会議では、休み明けは毎朝セルフテストを行います、とのことだったが陽性反応が出たらやり直したりもしているそうなので(なぜゆえ)、どうもあやしい。パッケージにも明記されているが、陰性か陽性か判断が付かなかった場合は再度検査してください、であって「陽性」が出たら「陰性」が出るまでやり直しということではない。ただ、実際そういうことも息子曰く何度かあったのだそうだ。

それはさておき。日々、細かな選択を迫られているせいか、どうも疲れやすい。「テストした方がいいのか否か」「学校に行かせた方がいいのか否か」「サッカーはどうする」「友達の家に行かせて大丈夫か」「自宅学習はどうすればいいか」考えることが次から次へとたくさん出てくる。

いつかこういうことを何も考えずにただ「いってらっしゃーい!」と子供たちを送り出せるようになってくれればいいなぁ。そんな夢見たいなことを考えたりもする。今さらだけれど、非日常が日常になるとはこういうことなんだろうな。


Photo by Jon Tyson on Unsplash


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