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閑散としたヴロツワフの街を散策

夜間も雨がザーザー降っている音で何度か目が覚めたが、今朝も起きたらまだシトシト雨が降っていた。換気のために窓を開けたらサーっと冷気が流れ込んできた。完全に冬の寒さだ。

ボーッとした頭でコーヒーを淹れたりポーランドに来たらいつも食べる美味しいパンを焼いたりしているうちにだんだんと目が覚めてくる。

この天気じゃ街を散策するのも至難の技だな、なんて思いながらゆっくり支度しているうちに雨は小降りになっていた。市内まで車で約20分ほど。街の中心にあたるRynek(中央市場広場)を目指す。

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ポーランドの街はこれまでにポズナンとワルシャワを訪れているが、相変わらず色もカラフルでどこか愛らしい建造物が多い。小人の像もここそこに置いてあるので探しながら歩くのもなかなか楽しい。

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ブラブラと歩いていると店先でドーナツやブレッツェルなどを作って販売しているお店が多い。カフェもいい感じだし、パン屋さんも美味しそう。今回は子連れ旅行なのでゆっくりとカフェで座る、というのは難しそうだが好みのカフェが見つかりそうな街角だ。

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この中央市場広場から徒歩で5分ほどのところにOkamiというラーメン屋さんがあったので入ってみた。

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チャーシューがトロトロと柔らかくて美味しい。子供用には小ラーメンもあるのでお勧め。みんなでTokyo Ramenを頼む。昨日のお寿司といい、何だかこれではまるでポーランドに日本食を食べに来たような感じだ。

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川沿いに向かう途中にハンドクラフト系のお店やギャラリーが集まっている建物を見つける。

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ヴロツワフはこじんまりとしているので街の中心から徒歩圏内に見所がたくさんあるような印象を受ける。ポズナンもそうだったが、とても歩きやすい。観光客が減っているせいか街は閑散としていた。

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オーデル川沿いのグロツカ通りを歩いていると、対岸の小さな孤島のような場所(Tamka)にベルリンにあるような占拠アパートらしき建物が目に留まった。週末や夏場はコロナがなければ賑わっているような場所に違いない。

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川沿いをさらに先に進むと、今度は駅のような建物が目に入った。市場では?ということで、コーヒーのお供になりそうなお馴染みのクッキーなどを買いに中に入ってみることに。

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Hala Targowaと呼ばれる市場である。中に入って思わずため息。東欧の市場のホールがなぜかとても好きなのだ。リガの市場も規模が大きく素晴らしかったが、ヴロツワフの市場も天井のアーチが素晴らしい。

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ここで素朴な味のするクッキーを買って帰途に着いた。全部書ききれなかったが、3時間ほどブラブラ歩いただけでも十分楽しめた。

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現在、ヴォロツワフでは街中でもマスク着用が義務付けられている。

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