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雨ニモマケズ 風ニモマケズ

Google先生の言うことも聞かず

回り道をしては子供たちに叱られ

素敵なレンガの家があれば立ち止まり

きれいな花が目に入れば愛でながら

羊の群れには相手にされず、牛の群れにも相手にされず

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今日もかなり強風の北ドイツ。海岸沿いをテクテク歩いていたら、また風雨に晒される羽目になった。ほんと懲りない私たち。

途中で、Windhosenなるインスタレーションが風になびいていたのが印象的だった。ドイツではこういったアート的なインスタレーションを目にする機会が多い気がする。

Windhosenには竜巻という意味もあるらしく、ここでは言葉遊びが用いられているようだ。キール出身のユリア・ボルネフェルト(Julia Bornefeld)の作品。2007年に「風」をテーマに開催されたアートシンポジウムのために設置されたらしい。

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雨足が強まったのでWunderbarという休憩所でランチを兼ねて一休み。

風雨があまりにもひどいので相方が車を取りに戻ろうか、と名乗りを上げたがしばらくすると急に雨が上がったのでフーズムの町に向かって海岸線沿いを目指すことにした。

フーズムもこじんまりとした町だが、レンガ作りの家が並んでいてなかなか可愛い。

結局、休憩所のあるWunderbarまで40分、フーズムの町経由で滞在先の家まで1時間強およそ10キロの行程になった。

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そして今、コーヒーを飲みながらこれを書いているところだ。

相方はソファーで昼寝、子供たちは動画を見ている。庭にある温水プールに入る元気はさすがになくなったようだ。

凪の中10キロを歩くのと、向かい風の中の10キロでは疲労度が桁違いだ。ベルリンを離れてからというもの、南デンマークでも北ドイツでもほぼ毎日のように強風に煽られているような気がするが、風に長時間当たっていると本当に体力を消耗する。

子供たちが途中で根をあげなかったのが不思議なくらい、今日も風が強かった。ベルリンに帰ったらあまりの風のなさに驚いてしまうかもしれない。

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ヒドリノトキハナミダヲナガシ
サムサノナツハオロオロアルキ

ミンナニデクノボートヨバレ
ホメラレモセズ
クニモサレズ
サウイフモノニ
ワタシハナリタイ

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