てげてげでいっちゃが
夏日の続くベルリン。
現在の気温は24度。部屋の気温は28度近くある。
クーラーが備え付けられていないベルリンのアパート。近年の暑さで、毎年扇風機やクーラーが飛ぶように売れるようになった。
向かいのアパートの窓からも大きなダクトがひとつ飛び出しているのが見える。部屋の中の暑い空気を外に逃すタイプのクーラーのようだ。
クーラーなしで作業していると溶ける。
「てげねみぃ…」
もはやこんな心境にしかならない。瞼はどんどん重く、頭は垂れていく一方。あご置きのようなもので垂れていく頭を支えてやらなければ…
昨日の晩は色々と考え事をしていて、なかなか眠れなかった。それでも、娘が早朝からサッカー練習なのでめざましのなる時間は6時半。
なにこれ、なんの罰ゲーム!?スマホのアラームが鳴った時には心の底からそう感じた。
人生は罰ゲームの連続などでは決してないはずなのに。
その上、追い討ちをかけるように2キロ走って30分間筋トレである。これも全ては骨盤のため。骨盤大事。眠くても筋トレはできるのである。筋トレにそれほど、というかほとんど考える必要はない。必要なのは集中力と体力と根気とやる気だ。大変だよな。
ただ、6つの筋トレを3セットずつやると、さらに眠くなることは間違いない。
今日はもう「てげてげでいっちゃが」という気分になってくる。
暑いし眠いのでこれまたどうしようもない。適当に日課をこなして行くほかないだろう。雑でも適当でもとにかく一歩でも一文字でも多く前に進むのだ。やるしかない。
しかし、そこは思った通りあまりうまくいかなかった。頭が思うように回転してくれないのだ。しかも、回転しない頭の上に、木の上から何かが降ってくる始末だ。
ピシャ!
ひどくないですか!?運がついたということで諦めたし、思ったほど被害は広範囲に広がらずに済んだようである。ただ、あまりめでたいという気にはならない。
そして、行き詰まっていた勉強に取り掛かるが、継続してやらないと本当にすぐに忘れてしまう。先ほどの繰り返しになるが5分でもいいから、毎日続けた方がいいのだろう。
ミスも多ければ、ちょっと注意すれば気付くようなことにも気付けない。
「てげんしーよ!!」
と、激を飛ばされそうなダメダメ加減なのである。
でも、先生が優しいのでそこはただでさえダメな私を追い込むようなことはしない。大丈夫、できますよ。できる気はしないが、まだ心はそれほど折れずに済んだ。しかし、ほんとダメダメだったよな…
そんなわけで、今日耳にした新しい言い回しを使ってnoteを書いてみたというわけです。
タイトル写真:weartruth
サポートは今後の取材費や本の制作費などに当てさせて頂きたいと思います。よろしくお願いします!