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おはよう、ドイツ!

新しい職場での仕事も3週目に入った。今日はスポーツの朝番の日。チェックインカウンターに設置されているタブレットで文字通り「チェックイン」。今朝も「17分早いです」という表示が出た。早めに着いてチェックインすると何分早いのか表示される仕組みなのだ。細かい。

そこからブリーフィングの場所へ向かうのだが、セキュリティーの横を通りかかると「Guten Morgen, Deutschland!」と冗談めいた挨拶が飛んできた。チェックインカウンターの前にはASYL(難民)の表示があり、カウンターの前には普段より多くの難民らしき人たちがチェックインの順番を待っていた。なるほどね。

前回のブリーフィング同様、今日も遅れてきたのはチームリーダーだった。どうやら今日から始まる水泳教室やその他のプログラムの調整に忙しかったらしい。なるほどね。

今日のメンバーはロシア語話者3名、トルコ語(英語)1名、アラビア語1名、そして私という構成だった。そして今日のチームリーダーにも普通に電話に出ただけで誉められた。ドイツ語で仕事をしたことがないスタッフが多いということなんだと思う。

今日のハイライトはなんだろう。ウクライナ人のゲストと日本についてしばし会話をしたこと、カザフスタンから来たのか?とロシア語話者に尋ねられたこと、顔見知りのロシア語話者の若いスタッフにドイツに来た理由やロシア語をどこで学んだのか、とあれこれ尋ねられたことだろうか。日本人でベルリンに30年近く住んでいる、と答えると大抵びっくりされる。そこには「日本はいい国なのになんでわざわざドイツへ?」というニュアンスが見え隠れする。

バレーボールの人数合わせに入ったら3対3が5対5になり、時間を忘れて持ち場を移るのが1時間も遅くなってしまった。そのときにも一緒にバレーボールをやったゲストに「ここでいつから働いているのか?」と尋ねられた。まだ2週間だと言うと驚いていたが自分でも驚いているくらいなので何も不思議ではない。もうずっと働いていたみたいに全く違和感がないのである。そのせいかどうかはわからないが夜勤にも来週入ることになっていて、そのことを同僚に伝えると「え、私より早い!」とこれまた驚かれた。まぁでも、みんな夏休みを取っているからある意味仕方がないのだ。

明日も今日と同じシフトだがもしかするとテーゲル湖まで泳ぎに行くことになるかもしれない。今週から水泳教室が始まったからだ。さて、明日はどんな日になるのかな。8時間もいるのだから、できるだけ楽しく過ごしたいものである。


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