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ベルリンの地区について〜ベルリンのパンフレットより〜

2022年に入ってから、毎日何かしら書いていることが多くなった。ずっと書いたり、書くために考えている時間が多いので、noteに何かを書く気力が残っていないことが増えた。

そんなわけで、昨日と一昨日はベルリンのアレキサンダー広場に立っている「赤の市庁舎」で見つけたベルリンの民主主義についてのパンフレットから「ベルリンの地区」「ベルリンの歴史」について音読をしてみた。

このパンフレット、無料で持ち帰ることができるものだ。小学校の授業で使ってもいいくらい、グラフィックや円グラフなどが多用されていてとてもわかりやすくまとめられている。

Demokratie in Berlin
Mitmachen und mitgestalten!

ベルリンの民主主義
一緒に作ろう、一緒にやろう!

といったタイトルがベルリンのシンボルであるクマと一緒に書かれている。発行元は「ベルリン政治教育のための州センターベルリン」(Berliner Landeszentrale für politische Bildung)である。

2日前に音読したのはこの中から「ベルリンの地区」について。面白かった箇所を以下、少しご紹介したいと思う。

ベルリンが2001年から12の地区に分かれていることの説明から始まり、地区の面積や人口密度についての項目があり、並んで挙げられていたのが地区に住む平均年齢について。

一番「若い地区」はフリードリヒスハイン・クロイツベルクの平均年齢36歳。シュテーグリッツ・ツェーレンドルフはそれに比べて「落ち着いた」(gemütlich: この表現が憎い)平均年齢45歳となっている。出産率の一番高かった地区はライニケンドルフだ。

また、文化的な施設(歴史的建造物、記念碑、博物館など)が多いのはミッテ地区である。また、この地区にはドイツのパスポートを持っていない180カ国の出身者が暮らす。これは地区の人口30%に当たる。他にもフリードリヒスハイン・クロイツベルク、ノイケルン、シャルロッテンブルク・ヴィルマースドルフにも世界各国からやってきた人々が住んでいる。

興味深いことに「外国人」という表現がここでは一切使われていない。ドイツ語の表現にも先述の「落ち着いた」にも見られるよう、「高齢者」や「外国人」という表現を使わないよう配慮されていることがわかる。こういうところもベルリンらしいな、と思う次第。

ベルリンの地区については以下のリンクでクイズができるので興味のある方はどうぞ。




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