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春の陽気と溢れかえったプラごみ

見事に快晴でポカポカと暖かい今朝のベルリン。留学生の朝食にはせっかくドイツに来たのだし、と昨晩ロシア語授業の前にパン屋によって買ってきた黒パンを切り、チーズやハムを添えて朝食にした。我が家の子どもたち、気付いたら朝に何も食べなくなってしまった。それにしても、留学生のモグモグと噛むのに苦労している様子がおかしかった。確かに日本のパンはどれも柔らかいので一生懸命噛む必要がない。

外の陽気とは裏腹に息子も私も咳が悪化し、ふたりしてゴホゴホが止まらない。息子もとうとう学校を休んでしまった。今週末と来週初頭にテストがあるので欠席は避けたかったが咳き込んでいるのに学校に行けというわけにもいかない。

咳は出るが天気があまりにもいいので、散歩がてら近所のスーパーまで買い物に行くことにした。中庭のゴミ箱にプラスチックゴミを捨てようとしたら、先週なぜか回収されておらず溢れかえっていたのでゲンナリする。余りにもひどいので散乱しているゴミを少しだけ片付けることにした。そうしないと、ゴミの回収に来た人がゲンナリしてそのまま捨て置く可能性がなきにしもあらずだからだ。日本のように回収時に落ちたゴミを拾おうともしないのである。これを目撃した際はさすがにびっくりした。

空き瓶をゴミ捨て場に置いている住人がいるらしく、あとで英語で張り紙でもしておこうかな、と思いつつスーパーへ向かう。エアビー(Airbnb)か何かで旅行者に貸しているアパートが2つくらいあるようで、ゴミの出し方を知らない人がいるのだろう。よくわからない。空き瓶は面倒だけれど、家の敷地内ではなく空き瓶専用の回収ボックスが坂を登り切ったところに設置されているのだ。

これを書いている間にオレンジの大きなゴミ収集車がアパートの前につけていたので、今週は回収されたのかもしれない。あとで要チェック案件である。さすがに2週間も来ないと大変なことになる。そして気温も少しずつ上がりつつある。

ゴミの収集もそうだが、来週から1週間ほど暖房も温水も出ないという知らせが改めて郵便箱に投函されていた。風邪をひいているタイミングで本当に困る上、体調を崩しているのでジムでトレーニングする気にすらなれない。このままだと本当にシャワーのためだけにジムへ行くことになりそうだ。子どもたちはプールか友達の家で浴びるしかないだろう。次から次へと不便続きだが、海外生活あるあるというか常に何かが壊れたり機能しない、という状態はこちらでは割と普通のことなのである。

先ほど確認したところ、ありがたいことに2週間ぶりにプラごみが回収されていた。めでたしめでたし。



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