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娘と一緒に空港へ見送りに

いつもなら夏休みに3人(私と子どもふたり)というフォーメーションで空港から日本へ向かうことが多いのだが今年は少しフォーメーションが違う。秋の娘の留学に合わせて私も日本へ行くことにしたので、娘と私は秋休みも含め7週間、相方と息子は夏休みに3週間日本へ行くことになったからだ。

出発の数日前から変なテンションになる息子とそれに釣られて変なテンションになる娘。なかなかの騒がしさである。あまりにも騒がしいので、昨日はすたこらさっさとジムに走りに出かけたくらいである。

今朝はそんなわけで相方と息子をBER空港まで見送り行ってきた。娘は疲れたのかお昼ご飯を食べたあと、部屋をのぞいたらすやすやと眠っていた。育ち盛りは常に眠いものだ。息子のいない間にベッド周辺を掃除しようとマットレスを持ち上げるとなかなかのものだった。日曜日だけれど洗濯機を回している。グルグルグル。

家の中に娘とふたり、という状況にはなかなかならないので変に静かに感じる。私の方も週に4日は仕事が入っているので、娘にとっても不思議な状況になるのだろう。再来週はその娘も親友とカヌーに出かけるので4日くらいはひとりである。仕事は入っているものの、ある意味、短い夏休みだとも言える。

息子が12、娘は9月末に15歳になる。なんだかんだ言っても、そのうち独立して家が静かになるときが来るんだなぁ、なんて思ったりもする。自分も22歳になったばかりの頃に実家からベルリンにやってきたことを考えると、子どもたちがどこで何をするようになるのかなんて全く検討もつかない。逆に親元を長く離れているので、そろそろ親の近くに住んでもいいんじゃないのか、と思うことも増えた。ここ最近は一時帰国をしてドイツに戻る際に見送られるたびに複雑な気持ちを抱くようになった。

いつまでこうやって見送ったり見送られたりしなくちゃいけないんだろう。

ありがたいことに自分の意志でベルリンにやってきて、帰りたいと本気で思えばいつでも帰ることができる国がある。日本人にとってはなんていうことはない普通のことなんだけれど、そうではない国からやってきている人たちは本当にたくさん存在するのだ。

先のことなんてわからないけれど、今いる場所で自分のできることを精一杯やっていれば、いずれ答えは自然と出てくるものなのだろう。

いってらっしゃーい!3週間の日本滞在、目一杯楽しんできてね。




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