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映画や本・音楽について

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2024年6月の記事一覧

『ツバキ文具店』と待合室

風邪もなんとか小康状態。相方も峠は越えたらしい。息子もサッカーのトレーニングに参戦。娘は友人たちと学校が終わってから会っているらしくまだ帰ってこない。徐々に平常運転になりつつある。 施術後の産婦人科検診も問題なし。何度か陽性になっていた検査も問題なし。ひとりでになくなることもあるらしい。体って不思議。予約なしで行かざるを得なくて2時間以上待たされたが結果オーライである。 その2時間で『ツバキ文具店』をかなり読み進めることができた。こういう強制的に数時間待たなければいけない

ティアキンに感動する日々

えっ? 毎日、驚きの連続が止まらないティアキンに体調の悪さを忘れる日々。ストーリー展開が素晴らしく、あらゆる場所に仕掛けが設けられていて飽きる、ということがない。そんなわけで、このような素晴らしい作品を生み出してくれた任天堂様や制作チームの皆様には日々感謝ばかりしている。いやほんと。 さっきまで空に浮かぶ雷島をウロウロと探索していたはずなのに、気づいたら地下に潜っていた。かと思えばゴーレムが立ち上がり、かと思えば朽ちたはずのマスターソードを求めてコログの森を再訪していた。

「自己否定リスト」

先日、坂口恭平さんの出版予定である「自己否定をやめるための100日間」の朗読をたまたま聞いたのだけれど、その中で「自己否定リスト」なるものの話が出てきた。何やら興味深い響き。せっかくなので、そのリストとやらを文字に書き起こしてみようと思う。 1) 今日もやりたいことの半分もできなかった。 2)やらなければいけないこと(確定申告)があるというのに、今日もまた全く手がつけられなかった。 3)早く寝た方が翌日の朝に楽なことがわかっているのにまたダラダラと余計なことをして遅くな

「自己否定をやめるための100日間」という朗読を聞いてみた

最近、気になっている人がいる。前から気にはなっていて、Twitterでフォローもしている坂口恭平さん。とにかく多才で多彩で自由奔放なんだけれど、「生きのびるための事務」といった本も出版されている不思議な方である。 そんな坂口さんがスペースで今書いている本の朗読をされているようだったので、簡単にお昼を済ませた後に聞いてみた。聞き始めて7分を過ぎたあたりから笑いが止まらなくなったが、ケラケラ笑っているうちに朗読が始まった。 自己否定に関するこれから出版されるという本なのだが、

ベルリンのシャウビューネで「かもめ」の観劇

いつもに増して不調だった土曜日。検査で原因がわかっているからいいものの、座っていても下腹がシクシクと痛む。痛みには鈍感な方なのだがこれでは何も手につかないので、仕方なく出かける前に痛み止めを飲むことにした。 そう、今日は友人とシアターに行くことになっているのだ。ベルリンの西側にあるシャウビューネ(Shcaubühne)という劇場である。この劇場の外観もシンプルでとてもいい。今日の横断幕には「全てが回る」とあった。どういう意味なんだろう。全てがぐるぐると回る、眩暈がする、とい