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波長が合うってどういうこと?

こんばんは!気象予報士ざいちゃんです。
この人とは波長が合うなぁ~って思ったり、うわぁ一緒にいると疲れるわぁ~って思ったり。。。そう感じること、ありますよね?

きょうは、この『波長』について、お天気の視点から解説してみるよ~!

まず、こちらの記事で、地球に入ってくるエネルギーと、宇宙に放出しているエネルギーは、調和しているんだよっていうお話をしました。

で、この『エネルギー』って、そもそも、なんだろうねぇ。

エネルギーって言葉、人に対しても、「あの人のエネルギーは高い」なんて言い方をするし、

みんな、目にはみえなくとも、なんとなく感じたり、理解している方も多いんだろうと思うんだけど、きょうは、この『エネルギー』を気象学的に伝えてみようと思います。

やっぱり氷や水、水蒸気が分かりやすいかな。

そもそも、あらゆる物質は分子や原子でできているんだけど、その原子や分子をもっとミクロな視点でみていくと、あらゆる物質の原子や分子は振動しているんですね。

その振動が波となって周囲に伝わっているのが、エネルギー。例えば、水の場合は図のような感じ。水分子がぶるぶる振動してるっていうのをイメージして見てみてね。

分子の振動

水蒸気の状態では、目には見えなくても分子は飛び回っているし、水の場合は分子が自由に動きまわっています。さらに、とても動いているようには見えない氷であっても、分子は振動しているんです。その振動が波として周囲に伝わるのがエネルギーです。

気体、液体、固体それぞれに、原子や分子が振動していて、分子や原子が激しく動き回るほど、高いエネルギーがでているというわけ。図の波のように、高いエネルギーは、細かな波が出ているイメージです。

今、水を例えにしてるけど、さっきも言ったように、あらゆる物質は振動していて、あなたが今手にしているスマホも、座っている椅子も、デスクも全て、原子や分子のレベルでみれば振動していて、そこからはエネルギーが出ているんですよ。目には見えないけれど。

(あ、そもそも、いろんな波長の中でも、人間が見えてる『可視光線』って、ほんの一部ってことも、覚えておいてね。)

波長は、波の山から山だったり、谷から谷のことをいうから、ゆったりとした波もあれば、短く激しい波もあるわけです。

そして、波って、波長と波長が干渉しあって、増幅したり相殺されたりします。声も振動、つまり波長で、声だけでワイングラスが割ることができるのを、映像で見たことがあるんじゃないかな。

どうかな。エネルギーを、波でイメージできるようになったかな?

と、ここで視点を気象の世界から人間界に戻すと、人もやっぱり、それぞれに固有のエネルギーを放っているわけです。ゆったりした波を出している人もいれば、とても短い波長の熱い人もいる。同じ人でも、その時々で状態も変わりますしね。

波長として考えれば、影響を受けるのも当然で、波が増幅してもりあがっちゃうこともあれば、エネルギーがそがれる感じがすることもあると思うんです。

人間の目には、波長は見えていないけれど、お互いにエネルギーを放って影響を与え合っているんですね~。

ということで、なんとなぁく感じてる波長とかエネルギーのこと、お水をたとえにお話してみました。イメージできたら嬉しいな。
最後まで読んでくれてありがとう~!またね。
ざいちゃん


 


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