見出し画像

『紙好きの紙好きによる紙好きのためのポストカードセットたち○●◎』


紙好きの紙好きによる紙好きのためのポストカードセットたち○●◎』

*訳:
(紙好きの)私の(紙好きの)私による(紙好きの)私のためのポストカードセットたち*


画像1


これより下は
ポストカードについて書こうと思ったら
テンション爆上がりにより勢いのままに書いたのだが、

ポストカードっていうか
紙と印刷について語っているので
是非とも読んで欲しい◉

今回ポストカードを作ったらば「うほうほ」の
さらに最上級の「ウッホウッホ」の最上級があることを知ったのだ





↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓



◉ポストカードについて語ってみる◉



20210121の夜中、
瞑想後にこれまで描けなかった絵柄の
絵が突如描けるようになり描き始めた絵を
ポストカードにしてみた



それは、ある方によると男性性の新たな誕生だったらしい







そして私は紙が大好き




韓国の紙を使った作品づくりを
「asobigami」=遊び紙
という名前でやっているんだけど

画像3



「遊び紙」は
小学生の時に「いつかお店を持ったら使うぞ!」と
決めていた名前だ




「紙好き」歴史を語ってみた


「紙が好き」と自己認識したのは
20代始め頃だったと思うのだが、
思い返すと紙に溢れて生きてきていた




時系列で書くと

幼稚園の時からお絵描き
折り紙や和紙を大量に集め、難しい折り方を1人黙々と解読し作り
・和紙漉き体験を何度も繰り返し
小中学生の時は漫画ヲタにより原稿に絵を描き印刷
印刷所で紙サンプルを大量に入手
・漫画や小説、本を買えばまず開いて匂いを嗅ぎ
・紙雑貨を集める
・バレンタインのチョコの箱目的にチョコを買う
・高卒で印刷工場へ入社
パンフレットを大量に集め
・グラフィックデザインの専門で紙媒体デザインを学び
・さらに印刷所の紙サンプルをさらに集め
・フリーマガジンが作りたい、紙のデザインができるようになりたい、とよくあるワーカホリックなデザイン事務所に入る



・ 20代半ば頃にデザイン事務所そをやめた直後、韓国で韓国の紙-韓紙-に出会い「一生触る」と確信する


そして↑ここでやっと「自分が紙好き」と自己認識した

画像4




ずっとデザインが好きだと思っていたのだが、
どうも「紙」の方が好きだと自身の「勘違い」に驚いたものだ



いや、デザインも好きなんだけどね

しかして「悶えるほど好き」なのは「紙」だった



紙の匂い、触り心地、見た目

画像8




これらが最強の組み合わせになると

「たまんねえな」と

胸がぎゅーっと苦しくなる





そしてすぐに見るのをやめるのだ

ぎゅーに疲れるから






好き過ぎるものは
目を背けようかなと思うほどに疲れる







そして今回印刷する

なんて、作業をすることにしてしまったものだから

やばい





いや、別に、自分が勝手に
描いた絵をポストカードにしようと思っただけだが




携帯ケースや

画像6


マグカップ、Tシャツなどに

画像5


絵を印刷してとっても面白かったんだが







、、、、、、何かが足りない







そう、



私が求めていたのは「紙への印刷」だったのだ





「うほうほ」から「ウッホウッホ」へ





いやもちろん楽しい






自分の「紙に描いた絵」が


木や、陶器、布という「異素材へと転写される」のは楽しい






でも、、、、でも、、、、、

どこか足りなかった






そう「紙」






絵を描く時は
ほとんど「紙へと描く」

画像8




紙へ描いた絵を異素材へ印刷





それでいいと思っていた





なんなら手描きがいいと思っていたから
印刷をする気は無かったのだが


異素材への印刷は面白かった


直接の紙への絵とはまた異なる

エネルギーを感じたからだ





しかして今回「ポストカード」という「紙へと印刷」した

画像7





私の心が「ウッホウッホ」したのだ




異素材へは「うほうほ」だった






「うほうほ」のさらに上があったとは驚きだ







そしてここからはポストカードについて
紙・印刷・絵カテゴリーに分けて書いていこう
(絵が最後っておい、、、と自分で思った)






◉紙について語ってみる

紙:全7種類

画像9



絵柄:全8種類

画像10




そう、ポストカードの
「絵柄が全8種類」に対し
「紙の種類は、全7種類」なのだ



逆に「何で紙の種類が8種類じゃないんだ?」という感じがする






紙の決め方を順に話そう


まず最初に1種類の絵柄だけ、特殊加工を施した
触るとぷっくりしている特殊な加工だ

画像11



その紙の種類は特殊加工のためか
紙の種類は少なかったのだが

その紙と特殊加工の相性は良く、
思わず触りたくなる1枚ができた

画像12





そして、あとの7種類の絵柄は、
絵と紙を見比べ
それぞれの絵に合いそうなものを選んでいった


それは普通紙、高級紙、特殊紙などと
呼ばれるものから一つ一つ選んでいった

画像13


そうしたら
たまたま同じ紙の種類の絵柄がでてしまった




本当は全部紙を変えようと思っていたんだけど
「絵柄と紙が合うもの」で選んでいったため
同じ紙の種類が出ても仕方がない





そんなわけで「全部違う種類の紙」ではなく、

「絵柄8種類、紙7種類、という中途半端な組み合わせ」

になったのだ





そして紙には「厚さ」「重さ」というものがあるのだが、
例えば
○○紙 ■kg
○○紙 □kg

と表されるのだが、
同じ紙で異なる重さのあるものは


全て重い方つまり「紙が厚い方」を選んでいる




やはり紙は厚い方がうねりがなく
「しっかりとしていて重厚感」がある


もちろん金額も上がる





そして絵柄の裏には
それぞれのタイトル兼メッセージが書いてあるため
透けない方がいい
(敢えて透けさせるのも面白いが今回文字なのでそれは難しい)




そして紙には
環境に配慮された植物を使用したものなども含まれる





そしてそれはそれぞれが「異なる美しさ」を持つ





●目で認識する

画像14

・真っ白な雪のような白
・暖かな白
・少し黄色味がかったオフホワイト
・角度を変えてみると煌めくような白




○触れて認識する

画像15

・艶めき
・ぬくもり




思わず塗り絵をしたくなるような紙もある

色塗りするのも面白いかもしれない

それぞれが異なる紙だ







◉印刷について語ってみる

白黒の絵柄だが、安く印刷できる白黒印刷ではなく
敢えて「フルカラー印刷」をしている



まず最初に1種類の絵柄だけ、特殊加工を施した
触るとぷっくりしている特殊な加工


一部だけぷっくりとしている

画像17


一番反響があった絵で
私自身も気に入っているのを特殊加工してみた






印刷に出す時にも
通常印刷と特殊加工用でデータを別々に作るのだ


そしてこの8種類のポストカードは
全部「黒」なんだけど「K100」ではない




コンビニのコピー機で印刷されるのをみると分かると思うが

白黒印刷と
フルカラー印刷では金額が異なる


白黒印刷では
黒いインク、つまり、濃い色の部分は「K100%」で印刷される


フルカラー印刷では
「CMYK」4種類のインク
が使われるのだ




そして今回のポストカードの絵柄の面は
白黒印刷ではなく
「フルカラー印刷」で印刷している

画像16

つまり「CMYK 4色の黒」なのだ





グラフィックデザイナーとかをやったことある人間は
知っていることだと思うが



K100%で印刷するとどうしても奥行き、、、
黒の深さがでないのだ



それを
フルカラー「C60 M40 Y40 K100の4色で黒を作る」ことにより
より深い、より濃い黒が生まれる



そのため敢えて手頃に印刷することができる白黒印刷ではなく、
「フルカラー印刷で印刷」している






◉絵とデザインについて語ってみる

絵柄は全部で8種類

これまで描いてきた中から
反響があったものと
ピンときたものを8種印刷することにした




そして絵柄を見ていたら
「眼シリーズ」

画像19



「心臓シリーズ」

画像18



「うちゅうじんシリーズ」

画像20


と分かれたので、シリーズ別で分けてセットにすることにした




紙の種類は各シリーズの内でかぶることはないので、
それぞれの紙の違いを楽しんでもらえるようになっている




ちなみにイベントや展示会での直接購入の場合のみ、
好きな絵柄を3枚セットで選べるようにしようかと思っている



その時はサンプルを置くので
一枚一枚触って見て感じてみてほしい





絵柄の反対の面には
絵の「後付けタイトル兼メッセージみたいなもの」が書かれている

画像21



「みたいなもの」というのは
絵を描く時、
特にテーマとかを決めずに描いているんだけど
(目から描こうとか、日蝕から描こう、とか
最初にこれから描こうかな?はたまにあるけど)


描いてる途中で、「あ、宇宙人だ」とか
描き上がった後で、紙をくるくる回しながら言葉がくるので、
それを「タイトルみたいな、メッセージみたいなもの」として入れている




そしてその文字の
形も大きさも変えている

周りにある記号みたいな柄みたいなものも

何となく過ぎったものをそこに視覚化している



こういう感じの記号的デザインは
こんな風に自分が脳内で想像したものを


というか、あまり脳内で具体的にできないから
手で動かしながらやっちゃうんだけど



デザイン事務所で数年間グラフィックデザイナーをして
諸々鍛えられ、
IllustratorやらPhotoshopというツールを
使えるようになっていてよかったなあと思う



ちなみに1種類は特殊加工で特別な印刷をしたと書いたのだが、
印刷データが複数必要なため
別々に作り
一番最初に作り印刷へ「うほうほ」と喜び勇んで出したのだが、




その後、
他の7種類の文字面のデータを作ってる時に
気づいてしまったのだ



名前、、、、名前が、、、、どこにも入っていないのだ





「asobigami」も「Zahiraさち」とも
かろうじて「2021 Special」という文字だけは入れていたが、

特殊加工だからSpecialなんだけど、


いやいやどこにも「わたし」を表すものがない




絵の方に手描きサインあるかしら?と淡い期待を込めたら
描いた日付だけで、名前は見事に見切れていたわ、、、、




そう、こういうミスを犯すのが「わたし」




まあ、別に名前を入れ忘れたところでね、、、、

逆に2種類目以降で気づいた自分素晴らしい

ええ、やっちまったぜ、わたくし




画像22

ちなみにその名前入れ忘れた特殊加工ポストカードは、
いっこいっこasobigamiのハンコを押した

画像23

100枚くらい



ほとんどが銀色のハンコなんだけど、

画像25



こっそり10枚くらい紫色のハンコを押したりしたので、

画像24

アタリです

、、、、いや当たったからって何か景品があるわけでもないけど、

メッセージくれたら「おめでとう」って返すよ
そしてアタリという嬉びが得られるよ






そんなわけで


絵と共に

紙と印刷と裏のメッセージみたいなの、や

いろんな側面から

何でもない「表裏白黒のポストカード」を楽しんでもらえたらと思う




ちなみに一つ一つの絵については
お絵描きとデザイン用のInstagramに
絵の過程の写真とか動画とか
文章で書いてたりするのでどうぞ(ヲイ)

https://www.instagram.com/zahirasachi.design/




写真のポストカードの仕様はこんな感じ

——


〜 仕様 〜

絵 柄:全8種類
 紙 :全7種類
印 刷:フルカラー(CMYK)/K(内1種:特殊加工)
サイズ:148×100mm (通常ハガキサイズ)

——



◉眼玉シリーズ 4種4枚set(特殊加工1枚含む)


◉心の臓シリーズ 2種2枚set


◉うちゅうじんシリーズ 2種2枚set


◉上記全8種類8枚set(特殊加工1枚含む)




——



とりあえず今日に至るまでに生きてきて

できる能力を駆使して作った

最高のポストカードが出来上がった




これをウッホウッホ以外の言葉でなんと言い表わそうか





長文読んでくれてありがとう




最後まで読んだあなたは立派な紙ヲタ
紙ヲタ沼世界へようこそ


この記事が参加している募集

私の作品紹介

こちらのサポートは、創作活動につながるものへと循環させていただきます◎展示会や心震える創造に繫る素材や場づくりなど◎へと広げてゆけたらと思います