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古いモノと生きていくにはメーカーの力も必要

最新の機械は昔に比べるとどんどん性能が良くなっています。古いモノの方が作りが良かったなどもありますが、基本的にはやはり当時の性能になってしまいます。

古いモノにも当時の良さがあり、今とは違った楽しさや、懐かしさなど違った感じ方があります。

しかし古いモノを大事に使っていても、やはり消耗や劣化があるので壊れる方向へ進んでいきます。それを直すにはパーツが必要ですが数十年前のモノのパーツは製造打ち切りになっていることが多いです。

PL法で製造打ち切り後にメーカーは約10年(モノにより年数が変化)パーツを用意しておく必要があります。それ以降は製造をやめてしまいます。

復刻パーツ

トヨタが『2000GT』の復刻パーツを販売するというニュースがありました。50年以上前に製造された車のパーツを再販するのはオーナーにすればすごく嬉しいことです。

他にも『スープラ』の復刻パーツを出したり、日産では『スカイラインGT』、マツダ『ロードスター』などの復刻パーツを販売しています。

バイクも復刻パーツ

バイクメーカーではホンダも2019年から復刻パーツを出しています。限定販売のパーツもありましたが、消耗品の販売はとてもありがたいです。

「Hondaのバイクを長年ご愛顧いただいているお客様に、これからも永く安心して乗っていただきたい。」
「お客様とともに築き上げてきたバイク文化を新しい世代に受け継いでいただきたい。」
このような思いから、一部の車両ではありますが、純正部品の再販売を実施いたします。

古いモノは減少し続ける

台数も減少しかない古い車のパーツを作ることは利益だけを考えると絶対にする必要がないサービスです。

しかし、オーナーにこれからも安心に乗って欲しいという思いのサービスになっています。

私も40年前に製造されたホンダのバイクに乗っていてパーツで困ることことがあります。こういうサービスがあると「まだまだ乗り続けたいなー」「60年後にはこのバイクも100歳かー」と考えるようになりました。

こういう思いはメーカーの力があるからこそ思えることで、サポートがなければいずれは不動になり、廃車となっていきます。

時代には逆行していますが、復刻パーツが広がり、古いモノを生き返らせる動きが進んでいけば個人的には嬉しいです。

ちなみに走っている『2000GT』を一度だけ見たことがあります。あの時はなぜか緊張して心臓がバクバクしたのを覚えています。 復刻パーツがあると自分の所有物でなくとも、街中で感動を味わうこともできます。

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