忘却
物事を正しく理解できることは言わずもがな、非常に重要な能力ではありますが、これは天与のものではなく鍛錬しなければなりません。
どのように?
これはデータでも証明されていることですが、授業やセミナーなどの座学では、読んだり書いたり聞いた、くらいではその事柄の20%程度しか理解できていないとされています。
更にその学習の定着率はというと、何もしなければ3日でほぼほぼ忘れてしまいます。
(人間は忘却の生き物、、、)
物事の理解力が非常に重要な能力であるならば、何を学ぶかよりもどう学ぶかが大切。
答えはシンプル。
「アウトプット」です。
壇上で何かを話す人は、成功しているから話ができるのではなく、今まさに誰かに話しているから、理解が更に深まり、より成功に近づいていきます。
セミナーなどの場で1番学んでいるのは誰かというと、話を一生懸命聞いている人よりも、壇上で話しているその人自身です。
ですので、その人のその事柄の成長はより加速し、聞いているだけの人との差がより広がります。
つまり何が言いたいかというと、アウトプットを前提に聞いているかどうか、というスタンスがとても大切ということ。
「自分だったらどう話そうか?」です。
ただうんうん、と聞いているだけで誰もが深く正しく理解でき、成功できるのであれば世の中に情報の差も理解の差も、ひいては貧富の差さえ存在しません。
人間は2種類。
発信する人としない人。
物事をよく理解でき、世の中の機微を察知できることで人生をより濃く豊かに生きていけるのは明らかに前者です。
物事の本質は、全く別の事柄同士でも共通していることが多いので、新しいことに取り組む時も理解力と習熟速度にも差が出ます。
せっかくスマホという機械をお持ちであるならば、何かをただ受信するだけでは勿体無い。
発信しなければ、あなたに物理的に会わない人は、あなたが今生きているのかどうかさえも分かりません。
それも勿体無い。
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