「桃太郎」の続編小説をAIが生成。第一章を書かせてみた。
桃太郎の続編をAIで生成する連載6回目。
使用しているAIは「ChatGPT」の有料最新版「ChatGPT-4 turbo」となります。
今回は、これまでに作った目次を元にいよいよ小説を生成していきます。今日書き出すのはこの部分、第一章です。
桃太郎2: The Horror Returns - 目次
第一章: 不吉な再会
平和な暮らしの中で
不穏な変化
忍び寄る恐怖
これまでの流れを知りたい方は
【AIに桃太郎の続編を書かせる方法】シリーズをご覧下さい。
小説生成に使用するプロンプト
目次をAIに作らせた際、AIには「ハリウッドの映画プロデューサー」として生成してもらいました。
せっかくなので、今回小説を生成するに当たっては「アメリカの人気作家」として桃太郎の続編を小説化してもらいましょう。
プロンプトは以下の通りです。
それではこれから「桃太郎2.3」を製作していきます。
1. あなたは米国の大人気エンターテインメント小説家です。
2. 小説の製作方法は、章立てにある「章」のなかの「節」をひとつひとつ書き出していくこととします。
3. 製作に当たっては、「物語全体」「前後の章」「前後の節」とのつながりをよく吟味しながら書き出していってください。
それでは
--
第一章: 桃太郎と犬の日常
・平和な暮らしの中で
--
を小説として書き出してください。
ChatGPT-4は小説のような長文の執筆が苦手なので、各節ごとにアウトプットしていきます。そのことを前もってChatGPT-4に伝えておきました。
3．に関してはほとんど気休めで、経験上あまり機能しません。たとえば前の節の話と重複する内容を、次の節で平気で書いてきたりします。とはいえ、一応この条件設定の所でも釘を刺しておきましょう（気休めですが）。
それではAI作家・続編先生（今考えた）に桃太郎2の第一章を書いてもらいましょう！
小説を生成する
第一章: 桃太郎と犬の日常
平和な暮らしの中で
桃太郎の村は、長い間の静けさに包まれていた。朝露に濡れた田んぼが光り、遠くの山々は青く輝いている。まるで、過去の戦いがただの夢だったかのようだ。
桃太郎の小さな家の前では、彼の忠実な犬がのどかに日向ぼっこをしていた。
「ねぇ、また今日も釣りに行こうか？」
桃太郎は、犬に話しかけながら、古い釣り竿を手に取る。犬は嬉しそうに尻尾を振り、応えた。
村の人々は桃太郎を英雄として讃えていたが、彼自身はその称号に心地よさを感じていなかった。彼はただ、平和な日々を愛する普通の少年に過ぎなかった。鬼ヶ島での戦いは遠い記憶となり、今はただの日常が彼にとっての宝物だった。
桃太郎と犬は村の外れの川へと向かった。川の流れは穏やかで、水面は太陽の光を反射してきらきらと輝いている。釣り糸を垂れながら、桃太郎は心の中で考える。「本当にこの平和が永遠に続くのだろうか？」と。しかし、その疑問はすぐに晴れやかな日差しに消え去った。
この日、彼らは大きな魚を何匹も釣り上げた。夕暮れ時、二人は満足感に浸りながら家へと戻る。犬は桃太郎の横で歩き、時折彼の手に鼻をこすりつける。桃太郎は微笑み、犬の頭をやさしく撫でた。
家に着くと、桃太郎は釣った魚を調理し始める。犬は庭でじっと待っている。夕食はいつものように静かで、二人（一人と一匹）はお互いの存在に安堵を感じながら食事を楽しんだ。
夜、桃太郎は庭に出て、満天の星空を見上げる。犬は彼の足元に寄り添い、静かに寝息を立てる。桃太郎の心には小さな影がちらつくが、今はそれを忘れて、ただこの穏やかな時を大切にしたいと思うのだった。
続きの節「不穏な変化」を書いてください。
不穏な変化
桃太郎の村は、彼が記憶しているのとは少しずつ異なるようになっていた。新しい家が建ち並び、道は広くなり、人々の笑顔には以前よりも豊かさが増していた。しかし、その変化の中に、桃太郎は微かな違和感を覚えていた。
村の中心にある広場では、子どもたちが元気に駆け回り、商人たちは新鮮な野菜や魚を売りに来ていた。桃太郎は、犬と一緒にその光景を眺めながら、心の中でつぶやく。「みんな、幸せそうだ…」
しかし、その幸せな光景の裏で、村人たちの間には微妙な緊張感が漂っていた。彼らは笑顔を交わしながらも、時折、警戒の色を隠せずにいた。特に夜になると、その緊張感は一層高まり、家々の明かりが早めに消えていく。
ある日、桃太郎が川辺でぼんやりと空を見上げていると、老婆が彼の近くにやってきた。彼女は桃太郎が小さい頃からの知り合いで、いつも温かく見守ってくれる存在だった。老婆は桃太郎に近づき、低い声で言った。「桃太郎さん、最近の村はなんだかおかしいのよ。夜な夜な、不気味な音がするし、人々も何かを恐れているみたい…」
桃太郎はその言葉に驚き、心配そうに老婆を見つめた。老婆の話によると、村の周辺で奇妙な影が見えたり、異常な動物の鳴き声が聞こえたりすることが増えていたという。これらの出来事は、夜になると特に顕著になるという。
桃太郎は、これまでの平和な日々が、何か不穏なものに侵されつつあるのではないかと感じ始めていた。彼は犬と共に、村の安全を守るために何かできることはないかと考える。しかし、その具体的な行動に出る前に、彼はもう一度、村の変わりゆく様子をじっくりと観察することに決めた。
夜が訪れるたびに、桃太郎は犬と共に村の外を歩き回り、何か異変の兆候を探った。月の光が薄暗い道を照らし、遠くの森からは不気味な音が聞こえてくる。しかし、何も見つけることができず、ただ不安だけが増していくのだった。
「桃太郎2.3」の続きの節「忍び寄る恐怖」を書いてください。
忍び寄る恐怖
桃太郎の村の周辺では、夜ごとに奇妙な現象が増え続けていた。月明かりに照らされる道を、桃太郎と犬は慎重に歩いていた。夜風が木々を揺らし、それはまるで何かが潜んでいるかのような気配を放っていた。
ある夜、村のはずれで、犬が突然吠え始めた。桃太郎は警戒しながら辺りを見渡すが、何も見つからない。しかし、犬の不安そうな様子は止まらず、桃太郎も緊張を強めた。彼は、何かが間近に迫っていると感じ取った。
翌朝、村人たちが恐怖に震える話をしていた。夜中に家の周りで不気味な声が聞こえ、一部の家の戸が勝手に開閉していたというのだ。村人たちの中には、これが鬼の仕業ではないかと恐れる声も上がった。
桃太郎は、これまでの平穏が崩れつつあることを悟り、何か行動を起こす時が来たと感じた。彼は、かつての戦いで得た経験を頼りに、村の安全を確保するための計画を立て始める。
夜が深まると、村の中は静まり返り、人々は早めに家に閉じこもるようになった。桃太郎は、犬とともに夜の見回りを強化し、村の周辺を警戒した。彼は、不安を感じる村人たちに勇気を与えようと、声をかけ続けた。
しかし、ある夜、桃太郎たちが巡回していると、遠くから不吉な笑い声が聞こえてきた。声はどこからともなく響いており、桃太郎と犬はその方向に進むことを決めた。彼らが声のする方へ進むにつれ、空気はより冷たく、重くなっていった。
森の中で、桃太郎は何か大きな影を見つけた。それは、動かないが、不気味な存在感を放っていた。桃太郎が近づくと、影は突然動き始め、彼の目の前で姿を変えた。それは、かつて彼が鬼ヶ島で戦った鬼に似た、恐ろしい姿だった。
桃太郎と犬は構えるが、その鬼は突如として消え、代わりに木々の間から不気味な囁きが聞こえてきた。「桃太郎… お前の終わりが近い…」という声が夜風に乗って桃太郎の耳に届いた。
恐怖に包まれた桃太郎は、これがただの妖怪の仕業ではないことを悟る。彼は、村に潜む真の脅威に立ち向かうため、過去の仲間たちを探し出す決意を固めた。そして、犬と共に家へと急いだ。未知の恐怖と対峙する準備を始めるために。
次回更新の第二章につづきます。
この記事が役に立った、参考になったかたは♡をぜひ！ 励みになります！
この連載のまとめはこちらから。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか？