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生成AI時代の組織を考える:仕事を捌くから、暖めてつなげるイメージの新しい仕事スタイル

こんにちは。『あの人がいた時は、何か楽しかったね。』と言ってもらえるような存在になりたい、OZ-WARASHIです。

生成AI時代、一気にはじまっていますね。会社で研究目的とか、既存業務のどこを改善できるとか,,,いろいろな理屈はあれ、会社の時間でも個人の時間でもこの新しいテクノロジーに、大変多くの人が一気に触れている事は、仕事のスタイルを一気に変えるチャンスなのかもしれません。

インターネットが出現した30年前、日本は結構早くにそのテクノロジーに触れていました。しかし、それは個人の趣味の領域にしばらく追いやられ、会社で本格的に活用するまでには相当の時間が掛かりました。それと比較すると今回、ほとんどの企業、自治体、国が、個人とともに使う機運にあることは注目すべきです。

では、何が変わるのか。今回は仕事を捌く(さばく)ということの終焉とその後ということを考えたいです。人間が仕事を進める時、目的やテーマと関係のある事実や事象を集めて、そして整理して結論をだします。けれども、人間の脳の力には限界があるので、事前にそのインプットする情報量を絞る必要があります。

そこで、目的やテーマと関係の薄いあるいは関係のないと思われる情報を考慮の外におく(つまり無視する)ということを行って、制限時間の中で結論を得ていくということを行っています。これが仕事を捌くということの中身だと思います。当然のことしてこれが仕事ができるイメージなので、部下が上司に報告する事実も、(一見)関係のないものは排除され、それだけではなく、説明の仕方が悪くて、巡り巡って関係のある事実などは、上司への報告から排除され、考慮外となっている。これがやむを得ない今の現実です。

これが、生成AI時代には様変わりすると考えます。判断に関連する事実をできる限り多く集めて、それは一見目的やテーマと直接関係のないものであっても、なんでもかんでもあつめるわけです。そしてその後、すべての事実を使って、起きている事象を整理し、議論の場に提出するわけです。つまり、人間業では排除されていた、一見目的やテーマと関係のない事実や説明が苦手あるいは事実は知っているが関係性が間接的で複雑な事実等を考慮にいれ、人間が認知しにくいが重要なあるいはキーとなる事象について、重点的に人間の会議で取り上げるように促すなどの機能を持つ事も可能になります。

それは、私たちの経験値で似たものとして、給湯室で語られる他愛のない話題に重要な事実が実は最も重要であるのに、従来のルートでは全く伝わらずに、人間関係の広くて深い役員のみが情報をキャッチして、事なきを得るというような事態と類似しているのかもしれません。

情報をあたたかく集めてつなげ、良い判断を導いてくれる、そういうパートナーになってくれそうな、そしてものが言えないあるいは知っていることを伝えても、無視されてベストな結論にならないという残念な事態は避けられる時代がもうすぐやってきます。

1日も早くその時代が来るように、毎日毎日生成AIとやりとりをしていきましょう!


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