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なりたい自分になるには?

松竹芸能の養成所に入って、
税理士芸人になるまでは、、、

税理士の資格を取って、
結婚して出産して
家事と育児に追われる生活。

自分は何が好きだったのか?
なんて考える余裕もなく、
ただ毎日を忙しく過ごしていた。

私がふと足を止めたのは
大きなきっかけがあったから。

地方議員をしていた夫が
統一地方選挙で落選。
つまり、失業したのだ。

夫は、社労士の資格を活かし
社労士法人の会社員になった。

私は産後、
子育てするようになってから
妻として議員の夫を支える時間は
かなり減っていた。
選挙の手伝いも
ほとんどできなくなっていた。

そして、結果を受け、
自分なりに色々考えた。
この選挙の敗北の本当の原因は???

私が選挙を手伝わなかったから???

夫は、、、
地域活動をサボらずに
休みなく続けていた。
だれも見てくれていなかったのか???

いや、
「投票率 40%」
これじゃないか?!

テレビなどのメディアで
楽しく税のことを知ってもらって、
投票率を上げる。
世の中が変わるんじゃないか?!

で、、、、
そういえば私って、
お笑い芸人になりたかったんだよね?

結婚式、親友がスピーチで、
「彼女は吉本行くか大学進学するかで
真剣に悩んでいたような子です。」と、

そうだった!
なりたい自分のことなんか
忘れてたわ。

中学~高校時代の夢。

ものまねタレント、
バラドル、
お笑い芸人。

確かに、大学進学の際、
吉本の養成所NSCに進むか
大学進学するか、真剣に迷った。

何度も友人や塾の先生にも相談した。

みんな、口をそろえて言った。

「今は大学に行きなさい。
お笑いはそれからでもできる。」

日々の忙しさやプレッシャーに追われ、
押しつぶされ、夢のことなんて忘れてた。

私がなりたかったもの。

「お笑い芸人」!

それに気づいたのは46歳。
娘2歳。
果たして、、
夢を追うのに許される環境なのか?

まず、夫に相談。

やんわりと
「タレントとして税金のことをメディアで
伝えるような仕事をしたいんだけど、、」

夫「美人過ぎる税理士とか、
とびきり若い税理士とかじゃないと
もう、無理なんじゃない?」

ぐさっ!
冷静すぎるやろ。

「じゃあ、税理士でお笑い芸人。
面白すぎる税理士!だったら?」

夫「それなら、まぁ、ニーズあるんじゃない?
夢を追うことを僕が止めるというのも違うだろうし、
やってみたら?」

なんということでしょう~!

二言目で、すんなりOKが出たのです。

しかも、冷静な分析力を携えて
Goサインを出してくれたのです。

そうなんです。
自分ひとりで生きているんじゃないんです。
家族の理解がないと、
夢なんて追えないんです。

家族が反対している中、
お笑い芸人なんてできないんです。
私は、ラッキーだった。

私が奇想天外なことを言って走る様子を

「興味深い!面白い!」

と言って、
一緒に走ってくれる人と結婚できた。
こんな人、なかなかいない。

自分が自分らしくいられる
ということ。

それは、
自分が自分を持っていることも
もちろん大切だけど、
周りがそれを許すかどうかって、
想像以上にとっても大切なんだなって、
最近特に感じる。

一方、
私の両親は、
私が税理士になることを望んで、
それを妨げることを許さなかった。
タレント活動や手品師として活動することも
制約され続け、、、
自分らしさを殺して生きていた。

何度も死にたいと思った。
自分の存在意義を問い続け、
自分が誰のために生きているか
全く分からない毎日。
自分らしく生きたい!と
心の中で叫び続ける日々。

結婚してそんな実家から逃げ出し、
自分が自分らしく生きられる
家族を見つけることができた。

本当にラッキーだった。

夫が落選したことも、
(支援者さんの前では絶対言えないが)
本当にラッキーだった。

私のほかにも、
家族や環境が許さないからという理由で
自分の夢を諦めている人がいるのなら、
まず環境を変えなければならないと思う。
そして、タイミングを見極めること。

世の中は変わり続ける。
そのタイミングはくるはず。
今すぐでなくても良いかもしれない。
5年後、10年後、15年後、、、
自分のタイミング、環境を変える方法、
総合的に判断して、一歩ずつで良いから
夢に向けてじっくり進み続けていれば
いつか届くはず。

焦って、色々なものを壊さないように、
大切なものを亡くさないように、、、

それも、大切。

私はいつも、
夢を見続ける人を応援したいなと思う。


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