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YouTubeのスキップ不可広告がなくなる?Chromeの注目の発表を解説

こんにちは。

YouTubeコンサルをしておりますヨータです。

今回は、GoogleChromeが昨日発表したこちらの記事、Videos with fewer intrusive ads がかなりYouTube的に注目でしたので解説いたします。

記事はこちら

原文が英語ですので、簡単に要点をまとめます。

Googleは Better Ads Standard(以下BAS)という基準に基づいて、動画広告のルールを作っています。そのBASの基準が最近の調査をもとに改定されました。
そこで規制の対象となる3つの項目について述べています。

1.  15秒スキップ不可の31秒以上の長い広告

2.動画の途中でコンテンツを止めるミッドロール広告

3.動画の視聴を遮るような大型ディスプレイ広告(コンテンツ画面の20%以上の遮断を含むもの)

そして文末には、「YouTubeも他の映像コンテンツと同様にこれらのBASに準拠しているのかどうか審査を受ける」とYouTubeについても明記されています。

この記事では、YouTubeのこれらの広告がなくなるとは明記されていませんが、執行猶予4ヶ月の間に調査をすると書かれています。

記事の概要はここまで。

ではこれがYouTube産業にどのような影響を与えるのか考えてみたいと思います。

クリエイターの広告収益が減少する?

記事を読んだ方は、Chromeブラウザのみだから大丈夫だ。と思った方も多いともいます。しかし、Google自体がBASに基づいた広告の掲載を行なっているため、Chrome以外にもGoogleが展開しているアプリケーションもBASに準拠しています。そのため結論として、YouTubeの今後の広告の形が変わる可能性は非常に高いことが言えます。

上の具体的に違反となる広告の例の中で、1と3はクリエイターに大きな影響を与える可能性はないでしょう。しかし、大きな影響を与えるのは2番のミッドロール広告です。

具体的な話でいうと、現在ですと10分以上の動画にはクリエイター自身が意図的にミッドロール広告の挿入が可能です。そのため10分以上にすれば広告が自由に入れられる→収益が上がるという構図でしたがこれも崩れるでしょう。

つまり、長い動画を上げることで広告の再生回数を上げていたチャンネルの収益は減少するということです

本当にこんなこと起きるのか?と思う方もいるでしょう。ですが、よく考えてみてください。

Google検索でたどり着いたブログの多くは、広告だらけでなく、読みやすく適度に広告が入っていると思います。

これはGoogleのSEOの話も含めて、ユーザー最適のコンテンツをユーザーに与えている構図はすでにあるものです。

ですので今回の広告改定もより具体的なユーザー最適の項目に当てはまると考えられます。

広告の改定が今年の8月に施行されます。まだ具体的な発表はGoogle広告やYouTube自体からはありませんが、この発表がクリエイター宛に来る時期もすぐあると思います。

最後まで読んでいただきありがとうございました。もし良ければフォローやスキいただけると喜びます。

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