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名前を変えましたのご報告と、好きなもの100個

名前を変えました。元・雨粒です。

街中で呼ばれても違和感のない名前にしたい、でもやっぱりちょっと変わった名前にも憧れる、というのを経て、「平凡な姓+名前と言えなくはない名」の組み合わせになりました。
プロフィールページに違う名前が表示されている様子にぜんぜん慣れないのですが、そのうち馴染むと信じて……。

「浮世」は昔のあだ名のアナグラム。字のまま、うきよ、と読みます。
気軽に浮世とお呼びください。今後ともよろしくお願いいたします。

改名ついでに自己紹介でもやろうかと思ったものの、昔から自己紹介が苦手です。
代わりに、前からいろいろな方の記事を見て憧れていた、「好きなものを100個挙げる」をやってみました。楽しかった。

すごく長い(6,000字くらいある)ので、お暇なときにどうぞ。思いついた順です。




1.食べること
好きなもの100個挙げてと言われたら初めに思い浮かぶ程度には好き。
平日は昼の3時ごろから「今夜はなにを食べようかなあ」と考えているし、週末は前の日から「明日はなにでお酒を飲もうかなぁ」と考えている。

2.中納良恵
EGO-WRAPPIN'もソロも好き。コロナ禍中にながいこと我慢をした挙句ついに行けたライブでわんわん泣いた。

3.文字が書かれたもの
読書が好きというよりは、文字を読むこと自体が好きなんだと最近気づいた。ぼーっとしていると、食べもののパッケージの裏とか、電車の中づり広告とかをすみずみまで読んでしまう。

4.本
そうはいってもやっぱり好き。

5.クラムボン
「はなればなれ」のイントロと歌いだしは、この世でいちばん好きな15秒かもしれない。

6.江國香織
美しい文章、というものがあることをこのひとの書くもので初めて知った。文章を書いているとき、いつも頭の片隅に江國さんのことがある。

7.川上弘美
エッセイからかいま見えるお人柄含めて大好き。ぬる燗を舐めながら滋味深い肴をちびちび食べるような心持ちで、小説も書評もまるごと頂く。

8.加工肉
生ハムとかベーコンとかソーセージとか。しょっぱくてうまい。

9.ケチャップ味
オムライスとかナポリタンとか。酒飲み舌を気取っていても、たまに無性に食べたくなる「こども味」の象徴。

10.ゴムノキ
家に置いてから好きになった。葉っぱがまるくて分厚くて産毛がふわふわしてかわいい。

11.ヒグチユウコ
生きものの絵も植物の絵も女の子の絵も全部好き。ふだん本は文庫本派だけど、装画にヒグチさんの絵が使われているとついつい単行本を買ってしまう。

12.花、のつく天気
花冷えとか花曇りとか。美しい言葉だと思う。

13.雨音
ざんざん降る音を聴くとテンションが上がるし、さらさらしとしと降る音はゆったりした気持ちになる。

14.卵
卵さえあればなんとかなる。最近ぜいたく品の値段になってしまって悲しい。

15.猫
茶トラもハチワレも黒も白も灰もサビも三毛も。長毛も短毛も。

16.犬
大型も中型も小型も。賢い子もアホな子も。

17.羊
どふっとしたフォルムがいとしい。六甲山牧場の、羊が我が物顔に闊歩している空間を愛してる。

18.椎名林檎
アーティストというよりは地母神のようなカテゴリで好いている。

19.ハンバートハンバート
家のなかでいちばん聴いている音楽かもしれない。ゆるい曲も不穏な曲も優しい曲も好き。

20.大きな機械
工場に興奮するタチで、最初の勤め先は「もし現場配属ならでっかいプラント見放題」に惹かれて決めた。結局本社配属だったけど。

21.研究者
私には想像もつかないような研究をしている人が専門分野のことを熱心に話してくれると、その人のあり方と未知の知識を注ぎ込まれる感覚双方にうっとりする。採用の仕事をしていたときは、学生さんの研究の話を聞くのが毎回楽しみだった。

22.宗教
特定の神様を信じているわけではないけれど、概念としての宗教や神話、宗教的なモチーフになんだか惹かれてしまう。インドとかギリシャとかの、多神教に特にわくわくする。信仰をテーマにした物語も好き。

23.芍薬
5月ごろになると芍薬のことを考えてうきうきする。

24.桜
名所の桜もいいけれど、通勤途中や近くの公園で通りすがりに見るなにげない桜が好き。得した気分になる。人が桜を見る様子も好き。

25.栗
ごろんとしたマロングラッセとか渋皮煮を、値段もカロリーも気にせず好きなだけ食べてみたい。

26.ソレイロリア
大好きなのに過去2回枯らしたからもう買えない観葉植物。ベイビーティアーズって別名もコケイラクサって和名もかわいいね。

27.苔
ちいちゃいのに個性が爆発しててかわいいね。

28.シノワズリ
西洋画の中に中華風のニュアンスを感じたり、きらびやか~な調度を見ると無条件でときめく。

29.美術館
絵や彫刻を見られるのがうれしいだけでなく、建物自体がきれいだったりお庭がついていたりするのも楽しい。企画展を見たあとに常設展を見に行く体力と心の余裕のある人間になりたい。

30.水族館
施設ごとに特色があっていろんなところに行きたくなる。鰯の群れといろんなクラゲとでっかいウツボがいてほしい。

31.お酒
抽象的すぎでは?? でもビールもワインも日本酒もスピリッツも全部好きなんだもの。ビニールカーテンのすきま風に首をすくめながら飲むホッピーもまっ白なテーブルクロスの上で泡をきらめかせるシャンパンも、どちらも愛している。

32.痛風になりそうな食べ物
牡蠣、雲丹、いくら、白子、あん肝……うふふ……。

33.ファイアーエムブレムシリーズ
唯一「新作が出たら買う」ことに決めているゲーム。難易度高めのマップで脳をフル稼働させる感じがたまらない。

34.お高いチョコレートの箱
甘やかさと贅沢さの象徴だと思う。バレンタインの時期は各メーカーがバチバチに気合を入れたパッケージを出してくるので、ついついパケ買いしてしまう。

35.グミ
仕事のお供ナンバーワン。硬ければ硬いほどよい。ピュレグミアロエヨーグルト味の復活をいついつまでも待っている。

36.茶色
いちばん落ち着く服の色。

37.パール
30代に入って良さがわかってきた。デリケートで扱いに気を遣うところ含めて愛しい。

38.くらげ
生きてるんだか生きてないんだか流されてるんだか泳いでるんだかわかんない感じが好き。

39.ベーコンエピ
パン屋さんのおいしさを図る指標にしている。穂先がギンギンに尖ったやつがいい。

40.チーズ
料理に入ってると無条件で嬉しくなる。そのまま食べるならナチュラルチーズよりプロセスチーズのほうが好きかもしれない。

41.パクチー
苦手なら私のお皿によけていいよ。

42.タオルハンカチ
うすくて繊細なハンカチに憧れながらどうしても手放せない、腐れ縁の恋人みたいな安心感。暑いとき寒いとき周りがなんか臭いとき、何かにつけて握りしめてる。昨年フェイラー沼に足を踏み入れてしまった。

43.ワンピース
らくちんで可愛くて偉いね。

44.植物園
熱帯や高山を模した、むわっっっとしてたりメチャ寒だったりするエリアに行くと「暑っ!」とか「寒っ!」とか言いながらニコニコしちゃう。

45.生肉
馬刺し、鶏のたたき、ユッケに炙りレバー。ステーキはレアでお願いします。

46.青葉市子
天国のような(天使のような、じゃないところがポイント)歌声。誰? と思った方はぜひ、「いきのこり●ぼくら」から聴いてください。「サーカスナイト」のカバーも。

47.吉田ユニ
発想もモチーフも色彩も何もかも好き。毎晩吉田ユニさんが作る世界の夢を見られたらいいのに。

48.フェルメール
絵を見る、ということを好きになったきっかけの画家。
鮮やかな黄色、青色に、なんといっても、光。やわらかで清冽な自然光の表現はもちろんのこと、虚飾の象徴として描かれているはずの真珠や、怠惰さの証として描かれているはずのワイングラスのふちできらきらする光のうつくしいこと。

49.湯船
セーブポイント。もうだめだあと思っていても湯船につかると回復する。

50.大きな水
海とか川とか湖とかダムとか、とにかく水がたくさんあるところにいくと嬉しくなる。

51.食べものモチーフ
おいしそうでかわいいね。

52.アニマルモチーフ
かわいいものがかわいくデフォルメされていてかわいいね。

53.きのこ
食べてよし、眺めてよし。

54.神戸どうぶつ王国
いろんな鳥や動物をゼロ距離で眺められる、性善説に溢れた動物園。天国。

55.オーストラリアガマグチヨタカ
今のアイコンはこの子です。謎鳥。まるんとしてるときもにょーんと伸びてるときもかわいい。
神戸どうぶつ王国では普通に放し飼いにされてて「盗まれるよ!!???」ってなった。

56.ライブ演奏
道端で偶然行き会うのも、チケットを握りしめてわくわく聴きに行くのも好き。身体が勝手に踊ってしまう。

57.グロッケンシュピール
吹奏楽部時代、周りが鍵盤楽器苦手勢だらけだったのでほぼひとり占めしてた。かわいいのに飼いならすのが難しい、野生動物みたいな楽器。

58.サンタラ
乾いたアコギとアンニュイなのにパワフルなボーカル。中学生のときに好きになってからずっと、かっこいい大人、の象徴。

59.キッシュ
いつでも食べたい。お店のランチや前菜盛り合わせなんかに入ってると歓喜する。

60.あたたかい飲み物
暮らしの句読点。

61.昼酒
昼から飲める状況である、というシチュエーション含めて好き。

62.ミュージカル
大勢で歌いながらくるくる踊るアップテンポのナンバーが特に好き。ラ・ラ・ランドの冒頭とかWSSの"America"とか。

63.揚げ物
なんでそんなに美味しいのかよ。

64.毛布
くるまるだけで何もかもから守られてる気がする。

65.梨
いちばん好きなくだものだと思う。唯一無二の食感と香り、みずみずしい甘さ。

66.ベランダ
小さい頃ベランダで遊ぶのが好きで、もし何かのはずみにここに閉じ込められたらどうやって生き延びよう、とよく空想していた。怖い空想のはずなのにわくわくした。

67.干された洗濯物
窓越しにヒラヒラたなびく様子を見るとQOLの高まりを感じる。

68.波
音も見た目も触り心地も好き。いつまで見ていても飽きない。

69.レースカーテン
家の中にある簡易的な海。夏の夜に窓を開けて、レースカーテンがふわふわ揺れるのを見ていると自然と眠くなる。

70.酒器
お酒を飲むことも器という存在も好きなので、すなわちときめきが二乗される存在。

71.虎
大型肉食獣の中でいちばん好き。ディズニーの「アラジン」でジャスミンが虎を飼ってるのが、小さいころからめちゃくちゃうらやましかった。ハンバートハンバートのいちばん好きな曲も、「虎」。

72.やくしまるえつこ
相対性理論もソロも好き。

73.薬味
あるだけ持って来い。

74.ミニチュア
へへ……かわいいね……。

75.本屋さん
出かけた先にあるとついつい吸い込まれてしまう。遠出して土地の名物を何も買わずに本だけを持ち帰る、みたいなことがざらにある。

76.図書館
えっこれみんな無料で借りられるんですか……??? 小説以外の本はなかなか文庫化しないし小説よりも高いものが多いし、ちらっと立ち読みしただけでは買う決心がつかないので、図書館で借りて読んでみてから買うか判断することが多い。

77.理系のひと
自分がバリバリの文系脳だからか大変あこがれる。電気情報系も機械系も生物・農学系もそれぞれよい。仕事でエンジニアさんや職人さんの話を聞く機会があると、頭の中でずっとうちわ振ってる。

78.デザインあ
テレビ番組の中でいちばん好き。

78.0655
テレビ番組の中で2番目に好き。年越しは2355でお願いします。

79.小野不由美
高校生の時に「十二国記」に出会って、人生のバイブルだと思った。

80.金沢
街並みも食べ物もお土産も私の懐を的確に狙い撃ちしてくる。

81.神戸
いつでも帰りたい。家のベランダや電車から海と山が両方見えるのは特権だったんだなあと離れてから気づいた。

82.ニシナフードバスケット笠岡店
岡山時代に通ってた大好きなスーパー。びっくりするほど粗挽きの挽き肉(グラム99円)があって、それでハンバーグとかシュウマイを作ると激ウマだった。大阪に越してからもしばらく公式ラインが消せなかった。

83.金曜日の夜
金曜の夜に映画館に行ったり外食をしたりすると、週末のお休みが2.5日に増えた錯覚に陥りませんか?

84.隅田川
隅田川の近くに引っ越してから東京が好きになった。毎日川沿いを歩いて通勤していた思い出。たまにクラゲがいてテンションが上がった。

85.点心
ひと口サイズの宇宙。ふかふかの蒸しパンぽい生地のやつも、もちもちぷるぷるの生地のやつも、お肉が入ってるのも海老や蟹が入ってるのも野菜中心のも全部おいしい。

86.空腹(いつか満たされる前提で)
空腹を抱えた状態で食べ物を目の前にしたときに勝るほど幸せな瞬間ってそうないよね。

87.結婚式
SSR衣装の推しをアリーナ席で眺めながらごちそうが食べられるイベント。いくらでも万障繰り合わせたい。

88.眠り
言葉の響きも眠ること自体も好き。眠っている動物を見るのも好き。

89.花模様
おしゃれアパレルでよく見るリアルな花模様(ボタニカル柄?)も、モリスとかリバティみたいなクラシカルな花模様もどちらもよい。

90.真冬の朝の空気
1月から2月にかけての、鼻の奥がつんとするくらい冷たい空気を吸うと、なんだか体の中が浄化される感じがする。

91.映画館
家で観る映画は映画だけど、映画館で観る映画は旅だと思う。

92.サーモン
もし今後の人生で魚が一種類しか食べられないとしたらサーモンを選ぶ。回転寿司でサーモン尽くしをやるのが当面の夢。

93.ファンタジー
物語というものを好きになる基礎を作ってくれたジャンル。魔法とか神話とか呪術とか言われると今でも変わりなくときめく。

94.食べ物について書いた文章
題名で食べ物の気配を感じると、ついつい手を伸ばしてしまう。河出書房の「おいしい文藝」シリーズ、おすすめです。

95.とんちき柄
服でも文房具でも、シュールでへんてこな柄のものを見ると一瞬で心を持っていかれる。アンビデックスのお洋服がとても好きだけど、あまり似合わない。

96.おめかし
気合を入れてめかすぞ! という日がときどきあると、人生に張り合いが出るね。

97.星進一
人生ではじめて好きになった作家。今読むと文章がオシャレすぎてびっくりする。

98.フルーツタルト
ケーキショップでタルトがあると、ついつい選んでしまう。ザクザク系の生地としっかりどっしり甘いアパレイユ、甘酸っぱくて果汁の豊富なくだものの組み合わせが特に好き。

99.博物館
石も骨も人の作った道具も、同じ温度でしんと一緒に並んでいる様子が好き。

100.晴れた休日の朝
無敵の気分になれる。

ああ楽しかった。書き終わった後に他の方のもいくつか見返してみたのですが、結構性格が出ますね。私の100個はなんだか大味(ポメラニアンと書かずに犬と書く、みたいな)で、ちょっと覚悟が足りてない気がする。
書いたことがない方は、ぜひ試してみてください。あなたの好きなものが知りたいです。


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