自炊をブラック労働にしない!時間を確保するために:働く自炊7月第3週目

職業ドライバー、女性。
仕事の日、恐ろしく時間がない。

働きながら自炊を続けられるか、というのを実生活で検証していますが…さすがに彼氏に言ってやりました。
「働いたあとに、ラーメンやカツ丼、食べられる人はいいよね!」

うちの彼氏は極端な「外食男」なのです。むかし、むかしむかしの若い頃は飲食店にアルバイトをしたことがあるらしく、料理はできるんですよ。米の研ぎ方や、洗剤の使い方など、専門的なことが詳しかったりします。
しかし、会社で働くことが忙しく、数年ずっと一日3食を外食で済ましていたらしいのです。

飲食店でアルバイトすることは、決められた作業工程をなぞること。団体競技でチームプレイが必要で、まさにコミュ力の世界である。経営者がいて、効率を考え、あらかじめ作業工程を作られているんですよね。経営者、管理責任者、従業員と、店のなかでも分業化されるので、より専門性を磨きやすい環境だと思います。

しかし、自炊というのは個人競技です。総合的な能力が求められます。別の人に任せていた、特に”経営”という部分が、浮き彫りになってきます。

自炊に必要な経営とは

なぜ自炊が続かないのか。それは経営をする環境がまだ整ってないからです。
私は自炊するにあたって以下のことをしました。

キッチンの改良・拡張

値段、距離に見合った店選び

下拵えの習慣化

職業チェンジで、自炊の時間を確保する

食材費、光熱費、税金など、お金の計算をする

自炊を続けるには、まず投資です。スピーディかつ作り置きが多く保存できる、自分だけのカスタマイズキッチンを作ることが必要です。

キッチンの広い家に引っ越す。次に、頻繁に使うであろう家電を揃える。最低限、炊飯器があれば、スーパーフードのお米が炊けます。

値段、距離に合った店選び

私は生業がドライバーなので、卸センターに行って大量に買っています。食材費がかなり抑えられる分、最大の問題があります。自動車が金食い虫なところです。私が実際かかっている数字をいうと、最低でも月5万円のお金が車だけで溶けています(仕事で頻繁に使うのもありますが…)駐車代、自動車保険、オイル交換代、ガソリン代、タイヤ交換、傷修正、その他不具合の修理…ペット1匹を迎えるような世話が必要になります。交通事故を起こさないように点検も必要になってきますし…なので、車持たない人は、多少割高になっても近くのスーパーで買った方が安く済むでしょう。
住む地域の物価や、職業、車の有無で、自分との相性が良い生鮮スーパーを見つけることが自炊を続ける助けになります。

下拵えの習慣化(味付けはあとで)

卸センターで大量に買った食材は、すぐに長期保存できるように加工します。スーパーだと開店が10時だったりしますので、朝早く開いて昼に閉まる卸センターの強みですね。
朝の8時か9時に下拵えが始められると、いい感じです。

  • 野菜カット(野菜を洗う・皮を剥く)
    浅漬けは冷蔵で、あとは袋にいれて冷凍します。当日と翌日に食べる分のサラダも冷蔵しておきます。

  • 薄味煮込み(主ににんじん)
    レシピは後回しにして薄味で煮込みます。にんじんは砂糖をちょびっと入れて甘煮にすることが多いです。
    オレンジ色のにんじんの甘煮は、お弁当の彩りを飾るピンチヒッターです。彩りが少ない…そんな時に冷凍庫から取り出したりします。

  • 茹でる(ほうれん草、小松菜、ブロッコリー)
    おひたしにする菜葉より野菜を塩茹でします。鍋に水を入れてコンロで沸騰させてから入れます。沸騰する前に野菜カットが終わるのが目標です。鍋をタイマー代わりにして、自分にプレッシャーをかけていきます。

肉:業務スーパーで購入した鶏むね肉の業務サイズ。一つずつ袋に入れて、料理酒をぶっかけていきます。そして冷凍ストッカーへ。

ハンバーグ:野菜カット時にみじん切りにした玉ねぎとその他諸々を挽肉と混ぜてハンバーグにします。一つずつラップ。バットに並べて冷凍ストッカーへ。鶏ひき肉だったらつくねになります。

魚:卸センターの市場で購入した魚は切り身はそのまま塩揉み。まるまる1匹買った場合は捌いて塩揉み、1食分ずつタッパーや食材用の袋に入れていきます

自炊ができる職業にする

自炊を続けることを想定した職業に就くことが、最も効果的でしょう。まともに自炊ができるまで、職業を数ヶ月毎に変えました。あくまで自分の一例ですが、行き着いた先が個人事業主のドライバーです。しかし、現在かなりというかインボイス制度が痛手になっているので、税金の仕組みが変わったら再び転職するかもしれません。
自炊を優先するか、キャリアを優先するかで、自炊の時間が変わってくると思います。仕事に情熱を持っていてキャリアを積みたい人は、家事代行を頼んだり、外食中心にしたりでも全然良いと考えています。

食材費・光熱費・税金などの家計簿的なお金の計算を意識する

余計な税金を支払わないために青色申告をはじめました。フリーランスを営むにあたり、簿記三級のテキストを購入して独学で勉強しました。お金と時間に余裕がないので、試験は受けておりません。確定申告で必要な箇所だけ勉強して、不要な部分は飛ばしました。会計ソフトの有料分もきついので、エクセルで自力で確定申告用の帳簿を作成しました。
頼れるのは簿記3級のテキストと青色申告の解説書のみだったので、去年は頭が痛くて仕方なかったです。(税理士に丸投げできたらと何度も悩みました)しかし帳簿をつけていくにつれ、税金を支払いすぎていたことを知り、頑張って勉強してよかったです。
自炊の時間を確保するためには、出稼ぎに行く労働時間をどんどん少なくしていくことです。あえて個人事業主を選んだのは、経理力や技術力を上げれば労働時間が減らせるからです。時給労働やサラリーマンになってくると、時間に対して報酬が支払われるので、どう頑張っても時間を減らすことができません。
個人事業主だと、お金の計算を全て自分でやらなければなりません。老後も厚生年金というありがたいものに頼れません。非常に面倒ですし、仕事がうまくいかなかったら無収入だし、怪我したときの保険も自分で入らなけばなりません。
うちの彼氏がサラリーマンの方がラクだ、といってます。会社が倒産しない限りは、安定して給料がもらえますし、そういう人はそれでいいと思います。

…といったことを考えながら、どうすれば自炊を作業効率化できるか考え続けています。

夏は暑いの自然解凍にしてみる

正方形型のタッパーを購入。うちにある100Lの冷凍ストッカーに入るサイズです。

大量にダイソーのタッパーを買ってきた

炊飯器にごはんを目一杯炊きます。海苔弁がマイブームなので、海苔を敷きます。
下拵えで冷凍しておいたおかず類を、凍ったままのせていきます。カチカチに固まっていたら、湯煎で少し温めるか、レンジで少しだけチンします。

詰め込めるだけ詰めて冷凍します

ドライバーは肉体労働で外労働なので、夏の暑さでランチ時には、ちょうどいい冷めた弁当になります。当日も、解凍する時間もかなり節約できますので、しばらく冷凍したまま弁当を持っていきます。

家庭菜園、ミニトマトが元気

摘みたてサラダを食べるために、家庭菜園に挑戦しています。
緑色のミニトマトの実が増えてきました。赤くなるのが楽しみです。
ミニにんじんもボコっと出てきました。そろそろ収穫してもいいかなと。

どんどん実が増えていくトマト

ミニトマトは元気なのですが…いちごの実はなりませんでした。野菜はなんとか育ちますが、果物系は難しいですね…

総括

今週は冷凍野菜と魚と肉が余っていたので、ある分で冷凍弁当を作り置きしました。今週は解凍の仕方を変えて時短ができました。毎週毎週、時短のアイデアを積み重ねていっています。ちょっとずつですがブラック労働からホワイト労働になっていくのを実感しています。

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