転職活動記③

2週間ぶりの投稿となると前回の話を見返すところから始まり、、、
前回は新卒で入社した会社を1年経たずに退職し、
一つの目標を「サッカーに関する仕事に就くこと」に定め、
音楽業界に転職した話で終わりました。

新卒を1年満たずに辞めて苦労した話、
新卒入社を1年未満で転職できた理由と、
普通の大学を出て、全くの未経験から音楽業界へ入れたか、
を今回は書きたいと思う。

・新卒を1年満たずに辞めて苦労した話

自分が大学時に転職活動をしていたときはリーマンショックの打撃を受け、
かなり苦労した。
最初に内定をもらったのは秋を過ぎ、卒業を控えていたときだった。
多くの企業で新卒採用を控えていたということもあり、
新卒で入った会社を退職した時には第二新卒という名で募集をしている会社は多くあった。
でも、会社を1年も経たないうちに辞めた人への風当たりはそれなりに厳しかった。
書類応募は通るけど、面接までは…ということが続き、
会社を辞めて3ヶ月が経った頃、東日本大震災が起きた。

いくつか採用試験が進んでいた会社もあったけど、
音楽業界は震災が起きたことで自粛ウードが高まり、
さらに計画停電も含めて大打撃を受けており、
ほとんどの会社が採用を中止もしくは延期となった。

・なぜ未経験で知識もない自分が音楽業界に入れたのか。

定めた目標を見失いそうになりつつも、その間に勉強できることはしておこうと、
adobeのIllustratorを触り始め、独学で学んだ。
そして震災から1ヶ月が経とうとしていた中、
震災が起きた時に筆記試験を受けていた会社から筆記試験再開の知らせが届いた。
筆記試験は見事にパスし、最終面接まで進み、音楽ビジネスを360度展開している
そこそこ規模の大きい会社から内定を無事受け取ることができた。
仕事内容はライブなどで販売されるグッズに関わる仕事だった。
職種はなんでもよくて、まずはエンタメ業界に入ることを優先にしていたので、
内定を受諾し、前職を退職してから半年以上経ってようやく就職できた。

ただ疑問だったのは音楽関係の大学にも専門学校にも出ていない自分が
なぜ採用されたのかということだった。
入社してしばらく経ってわかったことだけど、
震災が起きた時に筆記試験の試験管を担当していた人事部の人が各部署へ推薦してくれたらしい。
なぜ推薦してくれたかというと、震災が起きた試験中に並大抵の地震ではないと感じた自分は、まず扉を開けに動いたらしい。
意識していた行動でもないし、言われてからそんなことしたかもと自分自身で思うくらいだから、危機を感じて咄嗟の動作だったのかな。

そんな行動をしたことで、音楽業界では特にライブに関わる仕事では咄嗟に判断して臨機応変に動くことが求められるので、自分は推薦され、内定を得られたようだ。

・未経験から音楽業界に入るために

個人的に音楽業界へ入るために必要だと思うスキルがいくつかある。
一つは上記にあるように、常に起きたことに対して臨機応変に適切な行動ができるよう意識すること。
面接中に震災を経験するなんてイレギュラーなことはごく稀だけど、非日常的な事象が起きても冷静でいるように心がけること。
あとは人とのコミュケーション能力。
震災が起きて会社の近くの公園に働く社員の人や、同じく筆記試験を受けていた人が一斉に集められた。
その時に途方に暮れて佇むだけではなく、筆記試験を受けていた人とどうやって帰るか、この先どのような行動を取るかを話してみたことも評価を得るきっかけだったらしい。
面接、試験はライバルでもあるけど、積極的にコミュニケーションをとるのも大事。
あとは、デザイン系のソフトを使えることも必要かも。
目指す職種によっては不要だったりするかもしれないけど、音楽業界は一度入れば転職する時も困らないし、業界に入ってしまえば転職も自由だし、職種変更も融通がきく業界の一つだと思う。(専門職を除く)
そんな中でデザイン系、特にadobeのIllustratorとPhotoshopは使えて損は絶対ないので、基礎的な操作ができるようになっても損はないと思う。

そんなこんなで目標としていた音楽業界に無事入ることができ、
その後のサッカー関連の仕事を目標に2社目での会社での業務が始まる。
どんなことを意識し、サッカー業界に入るに至ったかは次回に記したいと思う。

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