落選から19週目。 今週の出来事について想いを綴る。
こんにちは。ゆざわ一貴です。
早いもので選挙が終わってから20週、4カ月が経過しました。
落選した直後から様々な方から今後の生活についての心配をいただき、
その結果5・6月は石原ひろたか衆議院議員のドライバー、
7月からは浴場組合や地元企業にてお世話になっています。
私の政治信条のひとつとして
『困ったときはお互いさま』
というものを掲げさせていただいています。
これは本当に困ってしまい、
誰に相談していいのかもわからないといったときこそ
頼ってもらえる存在でありたいという思いからで、
そのためには選挙のときだけでなく、
日頃の活動が重要であると考えています。
そんな私も落選により、さあ明日からどうしようかといったとき、
本当にたくさんの方から手を差し伸べていただき、
落選はしましたが、自分の政治活動は間違いだらけではなかったことと
手を差し伸べてくれた方には必ず恩返しをしたいという思いで一杯です。
いずれにしても、今の自分があるのは
支えてくれる妻や子どもたちといった家族をはじめ、
選挙が終わっても引き続き応援をしてくれる方々のおかげです。
この感謝の気持ちを忘れずに
様々なカタチで恩返しをしていきたいと思います。
ありがとうございます。
『現職』でなくなったことで大きな変化がありました。
それは人間関係です。
もちろん仕事が変わったわけですから
お付き合いをする人もガラリと変わりましたが、
お伝えしたいのは、すでにお付き合いのあった方々との関係です。
これまで「ゆざわさん」「ゆざわ先生」と呼んでいた方は
「ゆざわくん」「ゆざわちゃん」「いっきさん」と呼ぶようになりました。
またちょっとした仲間内での集まりにも呼ばれたり、
所属する町会や神輿會でもお役をいただいたりするようになりました。
つまり、グッと距離が縮まりました!
議員時代にも距離を縮めようと努力はしてきましたが、
目を合わさない方や話しかけてもそっけない方や
目も合わさない方も沢山いました。
でも『議員』でなくなったいまでは
そういった方々から「おはよー」「おつかれー」と声をかけられます。
議員時代の私の態度に問題があったのか・・・
それとも議員という職業へのモノであったのか・・・
いずれにせよ『地域の一員』『仲間』として
認めてもらい始めたんだなと実感できます。
だからものすごく嬉しいです!(涙)
ありがとうございます!!(号泣)
そんな毎日を送らせていただいている私のもとへ
昨日、選挙のたびに遠方から駆けつけ応援をしてくれる
友人から連絡がありました。
いろんな話をしたなかで、とても嫌な話がありました。
そんな話なら紹介しなくていいよと突っ込まれそうですが、
私と同じ「この国を、この地域を良くしたい」という思いの議員が
その友人に対してとてもありえない態度をとりました。
そんな許せない態度をとる議員もいることを知ってほしいと思います。
友人のKさんは
「この国をもっと良くしたい」
「そのためには政治家に頑張ってもらわなければならない」
という信念から、『この人!』と思った政治家の応援を
日本全国、選挙の規模を問わずボランティアで行っている方です。
私とは国会議員の秘書時代に知り合い、15年来のお付き合いになります。
4年前に初挑戦した区議選では1カ月、泊まり込みで応援してくれました。
『ボランティア』のというところにも信念があり
飛行機代を含む交通費、宿泊費、飲食費等、一切請求してきません。
また候補者を当選させるための最善策を必死で考え、
それが地元の支援者と衝突しようがベストを尽くす。妥協をしない。
誰もやらないのであれば、誰でもできるようにする。
それでもやる人がいない場合には自分がやる。
『妥協』という言葉が辞書にないようなスーパーボランティアです。
そんなKさんは先般の統一地方選挙で
私ともう一人、東京23区内にて立候補をした新人の方を応援しました。
私は自分の努力不足で落選しましたが、
もう一人の方はKさんの応援もあって見事に初当選することが出来ました。
しかしそこで事件が起こります。
今回初当選をしたA議員(仮称)はKさんがウェブ関係の仕事もしているので
ボランティア選挙応援とは別に、ホームページの作成を依頼していました。
Kさんもそれは仕事ですのでもちろん料金は発生します。
ところが!
このA議員、約束の期日が来ても料金が未払い。
連絡をしてあらためて期日を設定しますが、それも未払い。
Kさんは「A議員はひとがいいから忘れてしまったのかな」と
再度連絡をしたところ、驚きの返事が。
「すみません、供託金で支払おうと思ってたので申請します」
・・・は?
供託金??
供託金というのは 公職選挙で売名や泡沫候補の乱立を阻止するために
法令の規定によって法務局などの供託所に供託された金銭のことで、
金額は出馬する選挙によって違い、
法定得票数に達しない得票率の場合は全額没収されますが、
落選しても一定の得票を得ると全額返還されます。
区議会議員選挙における供託金は30万円で、
A議員が納めた額もこの金額になります。
返還は自動的に行われるものではないため自分で行います。
ちなみに落選した私も選挙後すぐに返還してもらいました。
私がこのA議員に対して許せないのは2点。
1つはKさんの善意に全く応えていないこと。
Kさんは地盤を引き継いでの初出馬なので、
地盤・看板・カバンという選挙における三種の神器は揃っていたそうですが
戦略、広報、実働部隊といった人材が不足していたそうで、
Kさんはかなり重宝をされたそうです。
しかしながら選挙が終わればKさんははるか遠方から来たボランティア。
有権者ではないのでずっと後回しになってしまっているのかもしれません。
それでも自分が一番大変なときに誰が支えてくれたのかを考えてほしい。
もちろん私はその場所にいたわけではないので
Kさんと同じかそれ以上に頑張っていらっしゃる方がいたのかもしれない。
でもKさんの応援は候補者が「もう休んでください」と思うくらい
必死になって応援をしてくれる人です。
だからこそKさんへの感謝を『並』かそれ以下としているように
見えてしまうA議員が、私はムカついてたまりません!
そしてもう1つの理由が、自分のために言い訳をすること。
(個人的には言い訳ではなく『ウソ』だと思っていますが)
もし私がKさんの立場だとして、A議員から
「供託金で支払うつもりでした」といわれたら、
「もう支払わなくていいから、2度と連絡してこないでください!」
と言ってしまうと思います。
完全になめてます!
先にも述べたように、
区議会委議員選挙に立候補するための供託金は30万円。
返還は自分で申請をするもので、手続き後すぐに変換されます。
Kさんに支払う金額は30万円以下。
A議員は「お金が準備できないので供託金をあてにしています」
という解釈になります。
だったら真っ先に供託金を返還してもらって恩人に返しなさい!
さらに突っ込みたくなるのは
4月に初当選をした新人議員にも
6月には夏の賞与が100万円以上支給されています。
それは何に使ったのでしょうか?
この国を良くするであろうと信じた政治家が最低の人間だった。
このことでKさんは議員への不信感を持ってしまい、
今後ボランティア活動もやめようかと悩んでいるそうです。
私はA議員とは面識はありません。
でも私がもっとも信頼する恩人へ、この仕打ちは許せません。
なので人物の特定はせずに私が感じたことを書かせていただきました。
総務省の調べによると、地方議員の数は
令和3年度で全国に約3万2千人いるそうです。
その一人一人が政策を掲げて立候補します。
しかし当選後の任期4年間、
議員がどんな活動をし、どれほどの政策を実行したのか。
それを知ろうとする有権者が少ないのが現状であると思います。
選挙に当選した人物が4年間の任期をどのように活動しているのか。
どれだけ自分たちのために貢献しているのか。
残念ながら、立候補するときに知ることは難しいです。
そしてほとんど何もしていない議員でも
次の選挙で同じことが繰り返し、当選をしていく。
一部ではありますが、そんな現実もあります。
これは有権者がいけないのではなく、
投票してもらう政治家や行政に問題があると思います。
どうして投票率があがらないのか。
それは『誰が議員になっても一緒』という有権者が多いからだと思います。
投票率を上げるために、品川区では選挙啓発活動の一環として
しながわ観光大使の『シナモロール』(サンリオキャラクター)が描かれた
『投票済証』を発行しています。
予算をつぎ込んでのことですので、投票率UPに繋がっているのかはしっかりと検証していく必要があります
ただこの手法だと、
『シナモロールの投票済証が欲しい』ことが一番で
立候補者については誰でもいいし、投票した人に関心なし
となってしまうかもしれません。
シナモロールの投票済所を発行しないと投票率が下がってしまうことは
しかたのないことで済ませて良いことなのか。
私は本来の意味で投票率を上げるためには
『政治と生活がいかに密接な関係にあるか』を
有権者に知ってもらう必要があると思います。
偉そうに言っている私自身も、
政治活動、議会活動ばかりに必死になってしまい、
このことについて必死に考え、訴えて来ませんでした。
落選をして議会活動の時間が無くなったことで
投票率UPに向けた活動について具体的にどうしたら良いのかを
あらためて考えています。
有権者が『投票』という尊い権利を行使したいと思えるような
社会の構築を目指していきたいと思います。
また議員には、所属する委員会の開催ごとに
どのような発言をし、結果に結びついたのかを
有権者に発信することを義務化して
『議員の見える化』を実現すべきだと考えます。
例えばお金をかけず議会ホームページでの掲載のみでもいいと思います。
そうすれば議員のジャッジは4年に1度だではなく
1年に何度も行うことができます。
そうすることで、発言もなく、必要ないと感じる議員がいるのであれば
次の選挙でジャッジすることができますし、
場合によっては議員定数を削減すべきとなるかもしれません。
投票率を上げるために有権者をモノで釣って投票を促すのではなく、
行政や議会でどんなことが行われているのか、
それがどれだけ自分たちに関係することなのかを知ってもらう、
『行政と議会の見える化』が投票率UPに繋がると考えます。
今回は感情に任せての投稿となってしまいました💦
また来週!
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