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私家版 ロックかるた 「き」

どうしても欲しくて、でも売っていない。だから、自分で作ってしまった「私家版 ロックかるた ブリティッシュ・ロック編」。
世界にたった1セット。

キース・ムーンのようなドラマー募集。
クイーン歴史の第一歩。

クイーンのブライアン・メイは、尊敬するドラマー、ジンジャー・ベイカー(1939年~2019年)を追悼して次のようなコメントを寄せています。
「バンドを結成するにあたり(1969年だったと思う)、僕はカレッジの掲示板にこんな広告を出した。『募集:キース・ムーン、ミッチ・ミッチェル、ジンジャー・ベイカーのようにプレイできるドラマー』。誰が連絡してきたと思う?? あのミスター・テイラーだ」
ロジャー・テイラーとブライアン・メイの出会いは、こんな募集広告がきっかけでした。
このバンドが「スマイル」。ヴォーカルが脱退して代わりに参加したのがフレディ・マーキュリー。
最後にジョン・ディーコンが加わって、クイーン正式結成となります。

そして、1991年。フレディ・マーキュリーが亡くなってしまって、グループは活動休止状態に。フレディがいないクイーンはあり得ないとジョン・ディーコンは音楽業界から完全に離脱してしまいます。
残ったブライアンとロジャーが始めた新しいクイーン・プロジェクト。
ヴォーカルは、ポール・ロジャース、そしてアダム・ランパート。
考えてみれば、クイーンは元々ブライアンとロジャーが二人で始めたようなものだったのですね。そこからのスタートに戻ったということか。

フレディの代わりはいない。だけど、今後も二人の活動を応援したいと思います。

しかし。。。
本当にキース・ムーンのようなドラマーがやってきたら、クイーンはどうなっていたでしょうね。
破壊王と呼ばれ、宿泊ホテルもパーティ会場も、なにもかもめちゃくちゃに壊してしまって、出入り禁止は朝飯前のキース・ムーン。
ドラムも壊してしまうのですから、手作りギター「レッド・スペシャル」には絶対に近づけてはいけません。
想像しただけでゾッとします。
天文学者のブライアン・メイも理解できない宇宙人のような存在でしょう。
もちろん、即刻クビだったでしょうね。

(つづく)


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