どうしても欲しくて、でも売っていない。だから、自分で作ってしまった「私家版 ロックかるた ブリティッシュ・ロック編」。
世界にたった1セット。
この話、ヨーコが邪魔だったとするこの話は、ホワイトアルバム作成時のエピソードということです。
ホワイトアルバムのときから邪魔していたんだ。そっかー。
「ヨーコが邪魔」といえば、あの、どんよりとした雰囲気の映画「レット・イット・ビー」。
画質も音質も昭和でしたから、より一層、グループ内の不穏な空気を伝えるものとなっていました。
特に、スタジオ内でメンバーたちの真ん中に居座るヨーコには、ただならぬ違和感を覚えたものです。
解散の原因は彼女の存在だと、多くの人が感じました。
しかし、この「レット・イット・ビー」と同じ素材を使って作られたドキュメント「ゲット・バック」では、こんなシーンがあります。
セッションに対する見解の相違からジョージがグループを抜け出してしまったとき、ヨーコを非難する声が上がります。しかしポールはヨーコをかばってこう話します。
「50年もしたら笑い話になるよ、『彼らはヨーコがアンプの上に座ったから解散したんだ』ってね!」
1970年ごろの話ですから50年後と言えば、ちょうど今頃に当たります。
ビートルズ解散とヨーコの関係については、解釈によって諸説ありという状態ですが、50年経ってから「やっぱり邪魔だった」という話が改めて出てくるなんて、まだまだ、笑い話にはなっていないかもしれませんね。
(つづく)