NFT初心者です、購入に挑戦して感じたことを語ります…
先日、いつものように何気なくTwitterを見ていると、こんなツイートが目に飛び込んできました。
あらためて本文を書き出してみるとこちら↓
なるほど。”ゆる募”ではなく”緩募”か…
漢字だと、ゆるいとはいえ少し背筋がシャキッとする感じがしますね。ちなみにNFTはちょうど一年前に山古志の”Nishikigoi”を買ってみたものの、よくわからなくてそのまま放置になっております。つまり初心者です。
「これは…興味あるな」
即座にそう思いました。NFTがもらえることはもちろんですが、「教えまくります!」というところに超魅力を感じました。だって完全にNFTに置いていかれてたので、いいキッカケになるぞ!これは!と意気込まずにはいられなかったのです。
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こういう新しいものって置いていかれると一気に興味を失ってしまうじゃないですか。興味を失うというか、「今さらついていこうとしても、なんか損しそう」と、ある種の防衛本能が働いてしまうというか。
この緩募は、そんな僕に再びNFTへの興味を持たせてくれるキッカケになるには充分でした。申し込みすると、見事に選んでもらえたわけです。ありがたい!
ちなみに以下は山古志のNFTを買った1年前のツイートです。
そういえばなぜか同じのを2個買ってしまったんだったな…そんなことすら忘れてしまってました。
というわけで、1年ぶり2度目のNFTへの挑戦となります。本記事は、いわゆるPR記事ですが、PRできるほど理解してるかはわかりません。ただ、けんすうさんからの依頼は「魅力を伝えてくれ」というのではなく、わからないことやつまずいたこと、楽しさがわからなかったことも含めて"赤裸々に"書いてくれとのことですので、PRになるかは気にせず、思ったことを正直に綴ろうと思います。その前提でどうぞよろしくお願いします。
すろーすの認識について
まず、僕と"すろーす"の距離感について書いておきたいと思います。NFTとは関係なく、けんすうさんのツイートは好きでよく読んでます。なので、この"すろーす"のこともなんとなくは知っていました。
ただ、着せ替えできるとはどういうことだろう?「本体とパーツを買うことができて、それを組み合わせて楽しむことができるのかな?」くらいのイメージで、正直なところ、それの何が楽しいのかはよくわかっていません。説明もひと通り読んだのですが、変わらずよくわからないので、とりあえず購入してみることにしました。
購入で感じたこと
結論から書いておくと、購入でつまずくことはありませんでした。NFTを買うためのウォレットは、先ほど述べた"Nishikigoi"を買うときに作ったやつがあったので、それを使いました。ここからは購入時の気持ちを振り返っていきます。
1年ぶりでしたが、スムーズにログインできました。パスワードも奇跡的にメモしてて、保管場所も覚えていたのですんなりとできました。(そりゃそうだ)
確かウォレットを作る時に「メタマスクはパスワード忘れたらリセットできないよ!」とか「パスワードは流出したらウォレットごと全部持っていかれるから紙にメモして管理してた方がいいよ!」みたいな怖い怖い忠告を読んでたので、慎重に…と、メモを保管してたのです。もしこの記事を読んで「NFT買ってみよう!」って人がいたら、その辺は調べてキチンと管理しておくとよいと思います。
こちらにもそのあたり、丁寧に書いてありましたのでよかったら参考にどうぞ。そうそう、"シークレットリカバリーフレーズ"って言うんでしたね。読み返してて思い出しました。「2度と戻らない!」とか言われると怖いですが、メモしてたら大丈夫です。僕でも簡単にできたのでご安心ください。
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さて、メタマスクにログインできたので次に進みます。けんすうさんから送られてきた「やっていただくこと」に「ウォレットアドレスをけんすうに教える」とあります。このあたりは通常の購入だと自分でイーサリウムを用意することとなりますので、参考にならないと思うので割愛します。ウォレットアドレスをけんすうさんに伝えて、しばらくするとイーサリウムが送られてきました。これで"すろーす"を買うわけですね。ここまではめちゃくちゃ順調です。
というわけでTOP画面にやってきました。「ゆっくり急げ」という無茶な注文。どこか哲学的でこういうの好きです。"Connect Wallet"でメタマスクを接続するんだなってのが直感的にわかります。
今は一時停止みたいですが、どうやらクレジットカードでも買えるみたいですね。これはかなり初心者にとってハードル下がるんじゃないでしょうか。このあたりもわかりやすくて直感的にサクサク進められます。「接続」ボタンを押して…
本体とアイテムの個数を選ぶ画面にいきますので、希望の個数を選びます。本体1個とアイテム9個がMAXだったので当然MAXでいきます。ちょっとワクワクしてきました。
ガス代含めての合計金額が表示されます。299.83ドル、つまり3.9万円くらいか…「まぁまぁ高いな」というのが正直なところです。これを「間違えたら戻ってこない」とか言われると「ちょっとハードル高いな…」と思ってしまいますね。初心者には操作性よりもプレッシャーがハードルになる感じはします。
ただ、"すろーす"のサイトはわかりやすく操作を間違うことはなさそうなので、とにかくウォレットの管理をしっかりやっておけばよい、そんな感じで捉えてます。正直なところ、"Nishikigoi"のときは、購入がもっと不安というか、分かりにくかったような覚えがあります。もちろん1年前なので状況的にも違うと思うので単純な比較とかは難しいと思うんですが、買いやすさはかなり初心者にやさしいのではないでしょうか!
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それにしてもこうしてNFTを買おうとしてると"Nishikigoi"を思い出します。あのときは、NFTはそのものが欲しいというよりは「NFTを使って町おこしに挑む!」という山古志村のストーリーというか、背景に惹かれたところが大きかったなと思います。そういう意味でいくと、NFTにはストーリーみたいなものが大切なのかもしれませんね。そんなことを思いながら確認ボタンを押します。
実際、応援してるアーティストのCDとか、今だとサブスクで聴けるから全くもって買う必要はないんですが、それでもCD買うことがかなりあります。
そういうのって買った時の満足度がピークで、その後は開封することもないんですよね。そんなCDがたくさん棚に並んでます。聞かなくても、買えたというだけで満足しているCDたちが。そういう感覚と似てるのかもしれないなー。
ただ、"すろーす"が着せ替えという要素を入れることで「買った後も満足度を持続させる」ということなのかもしれないな。いや、聞かないCDも棚に並んでるだけで満足度高いんですけどね、不思議なもので。Mintの待ち時間にいろんなことが頭を巡ります。
そういえば"レコスケくん"というマンガがあるのですが、レコードを語るマニアックなマンガです。このエピソードの中に、未開封に価値があるレアレコードは「中身が別のものでも、絶対に開けられることはない」から、「ジョージハリスンの未開封レコードに国生さゆりのファーストアルバム入れて売っても、絶対に開けられないから価値は変わらない」みたいな話がありました。
もしかしたらその感覚に近いかもしれないです、NFTってのは。
…いや、すいません。それは全然違いますね。なんかコイツが変な顔してるので、変なところに思考が飛びました。しかしMint中に変顔する…こういう細部のこだわりはとても好きです。
そんな感じで、Mint中にいろんなことを考えてましたが無事に終了。なんの問題もなくあっさり買えました。これ、ブログに書くことあるんかな…と思いつつも、大事なことを思いだします。
「そうだ、"すろーす"は着せ替えできるんだったよな」
着せ替え中に感じたこと
そう、着せ替えです。買って終わりじゃない!ここからがたぶん"すろーす"の真骨頂のはずです。着せ替えが楽しければ、NFTの魅力をさらに知れるのかもしれない。なんだかワクワクしてきました。
と、ここで悩みが発生します。着せ替え…どこでやればいいんだろう?
…少し考えてある結論に辿り着きました。おそらくメタマスクでしょう。なぜなら、買ったものはここに入るから。"Nishikigoi"の時の経験がここで活きてきます。さっそくメタマスクを見に行きます。
僕のメタマスク画面です。ほらね。やっぱりここにある。SlothとSlothltemとあるから、本体とアイテムということでしょう。ここをタップすれば僕の"すろーす"、すなわち"まいすろーす"が出てくるはずです。楽しみ!と、思いつつタップしてみると…
なんか空白みたいなのが出てきましたね。あれ、なぜだろう?"Nishikigoi"みたいに、買ったはずのNFTが表示されない…
ううーん…なんでだろう?と思いつつ…
この"NFTをインポート"ってのをやるのかな?でももう名前だけは表示されてるわけだし…そんな違和感を抱えつつも、一応やってみます。
するとこんな画面になりました。アドレスとかIDを入力…これはさすがに違う気がします。悩みつつ、もう一度さっきの画面に戻るんですが…
変わらず、ここに謎の空間があるわけですよ。おそらくNFTはウォレットに入ってるのは間違いなさそうなんです。ただ、表示されてないんです…なんでだろ?と、悩みつつ(15分くらい)もう一度説明をよく読んでみます。
こんな文言を見つけました。(今はもう変更されてます)
なるほど、Mint直後は「卵」と「チケット」という状態でウォレットに入るわけですね。やっぱりウォレットじゃん!ということは、この状態は見えてないだけで何かしら"ある"のは間違いないということですね?
念のため、何かあるであろう空間をタップしてみました。すると…出てきました。#2100という数字が!これがおそらく"まいすろーす"だ!僕の"すろーす"は#2100であるということがわかりました。
これが卵…というのは流石に無理がありますよね…改めてよくよくサイト説明文見ると、3月中旬にはリビール(中身がわかること)されるみたいだし…何が何だかわかりません…
少し考えて…わかった!わかりました。結論が出ました。はいはい、そういうことですね。これはズバリ、バグですわ。バグってるってことですわ。
バグかーーーー!
まぁそういうこともあるだろうし、そのくらい許容できる心のゆとりは持ち合わせております。このくらいのバグで運営を責めてはいけません。
何かしらの理由で表示に時間がかかってるんでしょう。きっと少し時間をおけば表示されるはず。不具合が起きたときは、パソコンは再起動したら直るし、テレビはおばあちゃんが叩けば直るし、NFTはひと晩寝かせたら出てくるはずです。というわけで寝てみることにしました。「ゆっくり急げ」とはこのことだと思います。たぶん。
そして翌朝…おはようございます。しっかり寝たので"まいすろーす"も姿を表しているでしょう。意気揚々とウォレットを見にいきました。すると…
う、嘘だろ…何ひとつ進展ないじゃん…
僕はけっこう絶望しました。寝たらなんとなると思ってた自分が恥ずかしいですし、まさにけんすうさんが求めてた「赤裸々につづる」ということなんだなと思いました。
NFT初心者は「寝たら直る」と思いこんでしまう傾向があることが明らかにされました。しかし、現実は寝ても直りません!全てのNFT説明画面には「寝ても直りません」と書くべきだと思いました。
こうなるともう僕にはどうすることもできません。最終手段としてけんすうさんに直接聞く、これしかないと思いました。ここで「なんでも聞いてください!教えまくります!」が活きてくる!
DMを送ります。
「もしかしたらここに表示されるんですかね?」
この言葉の裏にはけんすうさんが「あれー?確かに表示されてないですね…おかしいですね、これは。ちょっと運営に問い合わせするのでお待ちくださいー」という「自分の問題ではない」という気持ちが見え隠れしてるのがよくわかります。
そしたら返ってきたDMがこれです。
「ここで!なるほど!」だと…?
えーっと、どういうことでしょう?つまりバグではなくて、僕サイドの勘違いだということでしょうか。
僕は「バグですよ!」と運営を責めなくて本当によかったと思いつつ、言われた通りに本体サイトからConnect Walletをしてみました。
すると…出てきました「My sloth」が…!
ここか!ここにいたのか!僕の"すろーす"はひと晩中ここで…待ってたのか…!
待たせてごめんよ、と思いつつ、ときめく心を落ち着かせ、タップすると…
おおおおおおお…
おるやんか…こいつが、僕の"すろーす"なのか…
そして公式サイトの説明に「どこに行けば"まいすろーす"に会えるか?が追記されました。(仕事早すぎでした)
さっそく初心者ガイドも更新されてました。いや、こうやって初心者に寄り添った運営をしてくれるのはありがたいですし、これは見習うべきところだなーと思いつつ…まだ何も僕は成してません。
着せ替えや!いよいよ着せ替えをやるんや!とついに着せ替えに挑戦します。
着せ替えにもガス代がかかるらしく、慎重にやらねば…と思いましたが、試着ができるのはありがたかったですね。着せ替えはつまずかずにすんなりできました。
というわけで大変お待たせしました。着せ替えが終わった"まいすろーす"を披露しましょう!こちらです、どうぞ!
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め、迷彩柄か…
これは書くか迷ったのですが…NFT初心者としてのここでの気持ちを正直に話します。実は迷彩柄は個人的にあまり好みではない…のです。なので1番最初に思ったのは「この迷彩の部分は着せ替えれるのかな?」ということでした。ただ、十中八九無理なんだろうな、とも思ってました。
けんすうさんに聞いてみると、やはりこの迷彩の部分は本体の色のようで、変えれないらしいです。まぁ、それは仕方ないのですが…"すろーす"に愛着を持つには…柄はけっこう重要だと思ってしまって。
ガチャガチャの要素で「何が出るかお楽しみ!」というのも楽しいけど、せめてジャンル(無地とかドットとか)で分かれてて、そこで何が出るかお楽しみ!みたいにある程度絞ってあればいいのにな…と思いました。もしくは交換とかできるんかな?迷彩好きな人もいるでしょうし、そういうのをマッチングできたら熱いですね。
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これが僕の"すろーす"購入体験のすべてです。いかがだったでしょうか?正直、購入や着せ替えで躓くことはありませんでした。ただ、どこに自分の"すろーす"があるかはマジでわかりませんでした…
一方で、未だにメタマスクのウォレットには"Nishikigoi"は表示されてるのに着せ替え終わっても"すろーす"は表示されないのはなんでなんだろうなぁと思ったりもしてます。
ウォレットってコレクションボックスみたいな感じがしてるので、ここに表示されたら所有欲が高まっていいのになぁと思ったりもします。この辺の感覚はNFTに慣れてる人はそんなこだわらないもんなんですかね?
終わりに…
なんにせよ、今回のことはNFTに久々に触れるいい機会になりました。ありがとうございました。やはり触ってみると自分ごとになるのか、あれ以降NFTの記事やTwitterでの発信に目を向けるようになり、少しづつNFTの文化もわかったような気がしてきました。その辺りはまたの機会に書けたら書こうかと思います。
"Nishikigoi"の時には断念したDiscordにも参加することができて、そこは進歩が見られるのですが、一方で「ロール取得」というのがよくわからなくて困ってます。ウォレットは接続できたと思うのですが…次にどうなるかよく分かってなくて。
買うまでは簡単だけど、NFTって買ったあとが複雑で、この辺をわかってないと、わかっている人と比べてしまって「自分は損してるんじゃないか?」みたいな不安が出てきてしまいますね。ここをカバーするのがDiscordなんでしょうけど、「ロール取得」の壁に阻まれてます。なう。
ただ買うだけならそれほど難しくなかったですが、NFTの文化や楽しむポイントなんかを理解するにはまだまだハードル高そうだな…とも感じてます。(ただ、今回のことで身近に感じたので勉強します!)
あ、あと最後にひとつだけ!着せ替えの魅力はなんとなくわかってきたような気がします。着せ替えの魅力…それはズバリ!コラボにあるんじゃないかと!
"すろーす"は着せ替えを利用してコラボをやってる情報がよく流れてきます。
こういうの、自分の愛着ある作品とコラボあったら欲しくなるだろうなってのは容易に想像できてしまいます。例えば僕は競馬が好きなんですけど、JRAとコラボして、ジョッキーの勝負服みたいなの出てくるの絶対ほしいと思うだろうなぁ…というような。
コラボ先への思い入れで無限に広がるのがおもしろいなと思いました。最近ハマってるプリキュアとかも…いや、これは世界観あまりにも違いすぎるか(笑)
けど、コラボ先がNFT界隈と距離があればあるほどおもしろいような気もします。そんなことを妄想しつつ、今回はこれで終わりたいと思います。書くことが多くて、長文になってしまいましたが、この文が誰かのNFTのハードルを下げることにつながれば幸いです。そして僕の迷彩柄"すろーす"と交換希望の方がいたら連絡ください。というわけで最後までお付き合いありがとうございました!
記事がおもしろかったら、サポート頂ければとても励みになります。が、無理のない範囲でよろしくお願いします。たぶんサウナ代に使わせていただきます。