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草木染め。伝わる色の生命力。

今日も良いご縁に感謝でした。

以前島暮らしを経験したことがあり、
当時、3世代交流カフェを営んでいた方に
とても良くしてもらって。
気付けば心友のような存在になっていて。

(私が一方的に助けてもらっていたから
相手はそんなに感じてないかもだけど。笑)

そんな大切な友から連絡が入る。

あなたの今住んでいる街に
私の尊敬するとても素敵なパタンナーさんが
個展をするので、ぜひ行ってみて!

と。
生地を国内外から取り寄せ、
草木染めをし、、それを服に仕立てる。
その作業を一貫してひとりで行っているそう。

話を聞いているだけで、
ソワソワ、ワクワク。。

そうして、今日念願叶い、
個展が開かれている
アトリエにお邪魔してきたのだ。

見惚れてしまうほどの
綺麗で繊細な色たちがそこには並んでいた。

色たち と表現したのは、

様々な色の洋服たち

とゆう単純なワードには収まりきれない、
生命力としての色がどの作品からも溢れていて。

木々や草、土、、が
洋服として新たに生きる場所を選んだ。

そんな印象を受けたからだ。

同じ色のように見えて、
シルクだったりコットンだったり
素材によってまた少し変化する繊細な世界。

興味深かったのが、
黒色の奥深さ。
黒って絶対的な色だと思っていた。
どんな色も黒には叶わないような、
シンプルな強さがあると思っていたのだが、
藍色と奄美の泥土をまぜた黒や
木々や草で作られた黒。
並べてみると、どの黒の表情も全く異なる。

そしてどの色も自然なものから出来ているからか、
とても愛おしく思えてくる。。

古き良きニッポンでは着物を作る際、
糸を染め、それを丁寧に紡いできた。
きっとそこにも
作る側も着る側も愛おしい気持ちが
常にあったはずだろう。

生命力に溢れ、まるで生きているような
不思議でとても素敵なお洋服だった。。

我が家のクローゼットにも
お迎えすることができたので、
大切に、でも、日常的に。
肌との触れ合いを楽しみに着ようと思う。

パタンナーさんも
ナチュラルで凛とした方で。
さまざまな土地に出向き、
その土地の自然に触れながら
それを 色 として、表現しているそう。

この方だからこそ表現できる色がある。
そしてそれを更に服として昇華させる技術。

繊細な感覚と抜群のセンスが作る
 芸術 を目の当たりにし、
五感を磨かれたようだった。

子どもは五感が敏感で優れているように、
大人になって長くなってしまったわたしも
常に五感を磨くことを忘れてはいけないと思う。

これからもご縁を大切に
たくさんの人に会いたい。
常に学びを大切にしたい。

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