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音楽理論との付き合い方 前編

夜明リトです。

みなさまは音楽理論をどれくらい知っているでしょうか?どれくらい頭で考えて曲作りに取り入れているでしょうか?

ダイアトニック理論、和声法、ツーファイブ、スケール、モーダルインターチェンジ、ジャズ理論...etc...そしてこの手の話になると、必ず吹き出る「音楽理論は必要か?」論争。
夜明リトの場合を紹介します。

1.音楽理論は楽曲制作に必要かどうか。

制作するだけなら不要です。
初心者がよくやるパターンとして、座学のように理論を学ぶ。
これはやらなくていいです、あまり意味をなさないと思います。

音楽理論を例える言葉としてよく使われるのが、「定番あるある集」。
このジャンルでは、こういう曲ではこんな展開をしますよ、よく使われますよ。ということです。
先人達が作ってきた音楽を分析して、似たようなパターンをまとめた物が音楽理論。
過去に学び、正解も不正解もない音楽を限りなく正解に近づけるために、理論を使うことは良いことだとは思います。

あくまで、自分の創作の手助けをしてくれる存在です。
あれば便利、使えたらスピードとクオリティが上がると考えたほうがいいです。
理論を知らなくても曲は作れます。

2.音楽理論不要論とよくある勘違い。

私も音楽理論はあまり知りません。
頭に入っているのはダイアトニックくらいです。
私はそれくらいの知識で音楽を作っています。月1のペースでボカロオリジナル曲を公開し、提供やコラボもしています。
創作仲間や聴いてくださる方からは、曲の幅が広いと言っていただけます。
音楽理論は不要と言われる意味がわかってくると思います。

ただ、ここから大きな間違いが発生してくるのです。
「あのアーティストは理論を知らないで作っているらしい。」「この人は不協和音を使っているらしい。」
この考えで、全く学ばず作るとだいたい変な感じになると思います。

その作っている方々は、理論として知らなくても耳や指が、気持ち良い音を憶えているのです。不協和音にしても、耳障りにならない外し方を知っているのです。
音楽経験のない方が使う不協和音とは意味がかなり違ってきます。
100円のイヤホンと業務用モニターヘッドホンくらい違います。

3.どうやって学んでいくべきか

最初に言った通り、本に書いてあることをノートに書き写す座学では意味がありません。

用意するものは楽器とコード進行が載っているサイト。
楽器は鍵盤がオススメ。(理由は後述)
好きな曲のコード進行を調べて弾いていきましょう。なんか面白い音を使っているなと思った曲を調べて弾きましょう。
目と耳で音を知ることが出来るので、わかりやすいです。
楽器が弾けないなら練習しながら、上達するまではMidiでポチポチ音を打ち込んで聴けばいいです。

以上のことをやっていけば楽しみながらパターンを知ることが出来ます。
ただし、漠然とやるのではなく色んな曲の共通点を探しながらやっていきましょう。
音楽は楽しいものです。

後編に続きます。

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