見出し画像

海外ドラマ「ジェイン・エア」(2006)シャーロット・ブロンテ原作

原題 Jane Eyre
製作 BBC
製作年 2006
キャスト ルース・ウィルソン、トビー・スティーブンス他
評価(10段階): ★★★★★★☆☆☆☆

画像1

原作はシャーロット・ブロンテで何度も映像化されてきたジェーン・エア。
BBCの2006年度版。50分×4回。

少女時代の描写が少なかったのが残念。ヘレンとのシーンがもう少しあっても良かったかも。
それでも十分楽しめる、原作の凄さだと思う。

(以下ネタバレ含む。)

屋敷を去った後にジェーンを救う牧師セント・ジョンがインパクトのあるキャラクター。
愛しているならオリバー嬢と結婚するべきというジェーンの訴えも耳に届かない。その後、愛はないのにジェーンに外国への赴任に同行して欲しいという。
ここにあるのはキリスト教の道徳心。

対するのがジェーンの個人の意思をあくまで重んじる姿勢。
その姿勢は屋敷のパーティーで子供の意思を大切にするべきだとレディー・イングラムに反論するシーンからも伺える。
そして女子学校教育方針にもそれは貫かれている。

You think because I am poor, plain, obscure and little, that I have no heart?

ジェーンのロチェスターに向けての台詞。
(貧しくて、普通で、地味で小さい自分には心がないというのですか。)

ジェーンが美人というわけでもない普通の女性であるところもこの物語が長く愛されている理由のひとつだろう。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?