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海外ドラマ「セルフリッジ英国百貨店」Season2 第一次世界大戦とセルフリッジ百貨店

原題 Mr Selfridge
製作 ITV
製作年 2014
キャスト ジェレミー・ピヴェン、フランシス・オコナー、エイズリング・ロフタス、キャサリン・ケリー他
評価(10段階): ★★★★★☆☆☆☆☆

画面が一気に鮮やかでカラフルになったSeason2。
今シリーズから登場したロックスレイ卿が結構陰湿。ロックスレイ卿とハリーとの対立がメイン軸なので、百貨店が舞台のドラマとしてはもったいなかったように思う。
加えて、ラクレールの話も長すぎた。
戦争のなかセルフリッジ百貨店はどう経営していくのか、そして兵士として戦争へ赴く従業員たちと新たな女性たちの活躍が見たかった。

(以下ネタバレ含む。)

物語はアメリカに戻っていたハリーの妻、ローズが戻ってくるところから。

久々の妻との再会に喜ぶハリーだが、彼女は旅の途中で知り合ったナイトクラブ経営者、デルフィーヌに夢中。
デルフィーヌ含め、今シーズンでは強く逞しく生きる女性が多く登場。セルフリッジの従業員含めそんな女性に憧れる女性たちも多く、男性たちも戸惑いながらも時代に取り残されまいと頑張ってゆく。
このデルフィーヌというのが結構くせもの。自分の方が本当のハリーをわかっているのだ、彼が必要としているのは自分だといって途中あたりからグイグイくる。
ローズも体調が良くないのもあってか、友人だと思って彼女を信じこみ、疑わない。
しかし最後、メイからデルフィーヌの企みを聞いたあと、あっさり切るハリーの容赦のないこと。

もうひとつしっかり描かれているのがラクレール。
最初のすっかり落ちぶれた感じでの登場から再びセルフリッジで働くまでは良かったけれど、スパイ容疑からアメリカでの横領まで、百貨店とは関係のない話が長すぎた。
アグネスは研修先のパリから戻り、ビクターと婚約するものの最終的にはラクレールと結ばれる。
仕事をやめてビクターとレストラン経営に専念する決断をしたアグネス。彼女の才能の活躍の場を奪いたくない、彼女の人生を変えたくないというビクターの思いは分かったけれど、それとラクレールの元へ行けという話が自分の中でいまいち結びつかなかった。
婚約までせずに、アグネスが逮捕されたラクレールの身を心配してる様子を見た時点で決断すれば良かったような…

濡れ衣を見事晴らしロックスレイ卿との対決に勝利したハリー。
今度はローズとの別れが近づいている。


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