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Laughter In The Rain(Neil Sedaka)/さかいゆう

オリジナル:Neil Sedaka [Sedaka's Back] ('74)

梅雨入りましたね…マスク生活辛くないですか?辛いですよね?辛いんだよ!

でもラジオから雨ソングが多くかかるシーズンなので梅雨は嬉しいです。特に雨のSEが入っている曲。みんな上手いこと曲選ぶよなぁ。

オールディーズにも良い曲が多くて、セルジュ・ゲンズブールの『シェルブールの雨傘』、ビートルズの『Rain』、The Cascadesの『Rhythm of the Rain』とか。
(この曲の出だしを聴くとそんな"雷雨"みたいなSEでリズムもへったくれもないやろと思うはず…)

今回さかいゆうさんがカバーしたのは1974年にニール・セダカがリリースした『Laughter in the Rain』。

最新シングル『Soul Rain』に2バージョンのカバーが収録されています。一つは、さかいゆうさん自身で声を多重録音したA Cappella Ver.
そしてもう一つは全ての楽器を自身で収録したUrban Soul Ver.

ニール・セダカといえばビートルズが現れるまでアメリカで人気絶頂でしたが…ブリティッシュインベイジョンが始まると人気は低迷…挙げ句の果てには後輩カーペンターズの前座扱いをされたそう。

70年代に入るとアメリカンポップスがイギリスで再解釈され、またブレイク。10ccのグレアム・ゴールドマンがプロデュースで参加しているアルバム『Sedaka's Back』に『Laughter in the Rain』は収録されています。アメリカンポップスの明快さとブリティッシュ的なウォールオブサウンドが心地良い作品です。


話はそれますが、今後「アーバン」という単語は音楽業界から消えていくのかもしれません。

HIP HOPやR&Bなどブラックルーツの音楽を一括りにした呼び方で黒人達からの評判もあまり良くなかったようです。

同様に「東洋的な」という意味の「Oriental(オリエンタル)」もアメリカでは「ニグロ」と同じく差別用語とされ、政府機関では使えません。「アーバン」という言葉は韓国も中国も台湾も香港もまとめて「アジア的な」と一括りにするそれに似ているのかも知れません。

さて!話はそれましたが!このシングル!聴き比べがとても楽しい作品なんです。

日本の名作詞家売野雅勇さんが手掛けたソウルバラード『Soul Rain』がアコースティックバージョンも併せて収録されています。

カバー: さかいゆう [Soul Rain + Touch The World Instrumentals ('20) ]


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